『スレッズ/SF核戦争後の未来』:核投下による惨状と核の冬を描いて圧倒的な絶望感と恐怖 | 灰色の脳細胞:JAZZよりほかに聴くものもなし

『スレッズ/SF核戦争後の未来』:核投下による惨状と核の冬を描いて圧倒的な絶望感と恐怖

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1984年製作のテレビ映画。核投下による惨状と核の冬を描いて圧倒的な絶望感と恐怖をもたらす、核戦争ものの最高傑作。 監督は後に『ボディ・ガード』を撮るミック・ジャクソン。

舛田利雄『ノストラダムスの大予言』のごとき「ミュータント」誕生とか馬鹿げた展開は一切なく、核によるコミュニケーション、すなわち交通、言語交換、商品交換などの壊滅を描き、たった一欠片の希望もここには存在しない。

日本語字幕入りDVDは未発売だが、youtube他で見ることができる。84年と比較し、こういった事態は背景に退いたとかのんきなことをいってはならない。むしろ核が厳重な管理下に存在しなくなりつつある現在こそ、冬の到来は間近い。

★★★★☆