ようやくビッグイシューの新刊を金山駅で販売してるヒデさんから購入できた。


We are all one.(僕等は皆一つ)


表紙のひつじのショーンのノンキな顔とは裏腹に、今回の192号は読み応え十分な内容。

レポート 被災地から、は福島「第一」の事故現場で働く作業員の小川篤さんのインタビュー。

恐怖や不安は一切ない。「これが本当の話なんだよ」と伝えたい

とあるが、そのインタビューではテレビや新聞などの報道では出てこない事故現場の真実が綴られている。
そして、今号のメイン特集

"タネ"から考える食べ物の未来

日本の食料自給率(カロリーベース)は39%。だが、種子の自給率はさらに低く、野菜では10%にすぎない。いま、流通する種子の9割程度はF1品種である。これによる作物は生育や形の面で、売り物としては優れている。しかし、一代限りの雑種なので、2代目からは元の雑種に戻り、農家は毎年、F1のタネを買わざるを得ない。それに対して、「固定種」という、その地で自家採種を繰り返すことによって味や形などの形質が固定されたタネがある。私たちの食べ物の未来は、F1品種だけではない自前の、多様なタネの世界を残すことにつながっているのではないだろうか。そこで、「固定種」のタネを販売している野口さんに「多様な生命(いのち)を継承するタネ」について、農業経済学者の久野秀二さんに「世界種子市場のいま」、実際に自家採種による野菜栽培をする関野幸生さんにも取材した。農作物の原点であるタネから食べ物の未来を考えたい。

(以上ビッグイシューより抜粋)

僕等が普段口にしている米や野菜や果物が、如何に操作され、不自然なものを食べていたのか、改めて思い知らされる。
F1種は更にGM種子によって作られる流れになってきている。
このブログで何回も取り上げている、GM作物(遺伝子組み換え作物)の危険性や、それらを販売するバイオ企業、モンサントの恐るべし実態。


モンサントの正体




自由の名の下に、滅びる自由・・・

食べ物も、空気も水も僕等なのに、懲りずにこの星を汚そうとする事は、己を汚すこと。
自分を汚す僕等は、自ら滅びるしかないのかもしれない。


We are all one.(僕等は皆一つ)



遺伝子組換食品は臓器の機能を変えてしまう




モンサントやカーギルなどのバイオメジャーは種子や野菜や果物を食べ物として扱うのではなく、金儲けの道具としか考えていない。世界を支配する為の道具として。



We are all one.(僕等は皆一つ)


こうした種の実態や慣行農法(各地域において、農薬、肥料の投入量や散布回数等において相当数の生産者が実施している一般的な農法のこと)を知ると暗澹たる気持ちになるが、先日紹介した、奇跡のリンゴの木村秋則さんが行っている、「自然栽培」に希望がある。→百姓が地球を救う
今回の記事では、池袋から30分ほどにある自然栽培を行っている関野幸生さん(ニコ代表→コチラ)が、固定種のタネを販売している野口勲さんとの取り組みが紹介されている。
関野さんは言う。

「僕は自分でタネを採っているので、彼らの先祖を代々知っている。大変だった去年を生き抜いたこともお互い知っているので、『今年も頼むよ』という感じで接することができる」と。

木村秋則さんと同じように、植物と語り合い、植物や自然と共に野菜を創り上げている。

固定種野菜の種と育て方/創森社



¥1,890

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野口勲さんと関野幸生さんとの共著


滅びたくないのであれば、僕等は思い出すしかない。
本当の今を(13:15~)。


地球少女アルジュナ 前篇  (ダイジェスト版)