あれから9年。(その1) | モテ髪師 大悟オフィシャルブログ Powered by Ameba

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モテ髪師★

ぐっちょりーす。


今日は親父の命日。

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なので下関にお墓参りに行きました。


9年前の4月7日にモテ髪師の親父は亡くなりました。

そして9年前の親父が死んだ日にモテ髪師の人生を変えた本に出逢いました。

まだこの頃はモテ髪師とは名乗ってない頃です。

これは8年前にmixiで書いた日記を加筆•修正しています。


【2006.6月2日のmixiより】

「下関タワー 僕とおとんと時々中村文昭さん」


義永昭二。 

偉大なる僕の父親。 

1年前の4月7日。妻と二人の息子を残して 

この世を去りました。。。 

今日は親父と僕と中村文昭さんの不思議な話。 

ーーーー

それは、突然起こった。 

4月8日。母からお店に電話。 

「仕事で東京行ってて、帰ってきたら。。帰って来たら…

お父さん、冷とうなっとる!お父さんが死んどるっ!」 

興奮してる母に対し、少し動揺したが、 

すぐに我に返り、 

「わかった。すぐ帰る。」 

と少し冷たいかもしれないくらい、冷静に電話をきった。 


その時、自分の担当のお客さんは2人。 

きっちりなにごともなかったかのように、 

笑顔で見送った。 


みんなは身近な方が死んだ経験はありますか? 

意外と冷静よ。

その時自分にも「仕事はきちんとしなさい!」 

となにかの神様が降りてきてたのかもしれない。。。 


見送った後、すぐに荷物をまとめ、博多駅へ。 

博多駅に着いた後、ピーンと来た。 

「急いで帰っても、もう親父は生き返らんな。」 

そう思って、じゃあ今自分は何をすべきか。 

それは、てんぱってる母の、おかんの代わりに葬式を 仕切らないと!と思い、博多駅の本屋へ。 

やっぱり葬式の段取りわかっとかんとね。

だから葬式の段取りが 書いてる本を探しに行った。 


即、ゲット!


帰ろうかなと思い、好きなビジネス書のコーナーを通った時、一冊の本が目に止まった。

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「お金でなく、人のご縁で でっかく生きろ!」
中村文昭

親父が死んだ次の日の、この瞬間から、 

僕の人生が変わるイベントのドラマが始まった。。。 


4月8日 昼過ぎ。 

葬式の本を読もうとするも、ちっとも頭に入らない。 

親父との思い出が走馬灯のように駆け巡る。 


子供の時、一緒に風呂に入って100数えるまで 上げてくれなかった事。 

公園で野球しててファール打った球が近所の雷親父の家の敷地に入って、ボールを返してくれなかった時

親父が一人でさらし姿で
(ふだんからなぜかさらしまいてた笑)
取り返しにいってくれたあの後ろ姿。 

高校の時、親父とまじ殴り合いの喧嘩した事。 

無期停になった時、生徒指導室で先生がどん引きするくらい 強く叱ってくれた事(この後僕は親父に坊主にさせられた)

・・・ 

ぶわあっと一斉に・・・処理できない。涙で外の景色がかすむ。 



実家に着いた。家には誰もいない。 

おかんは仏と一緒に近くの斎場に行ってた。 

親父はいつも座ってた、リビングの絨毯の上で 座ったまま死んでいたらしい。 

その場に同じように座ってみる。 

ここで・・・ 

親父は何を見て、何を考え、眠りについたのか・・・ 

何故だか、悔しくて悲しくて涙がこぼれる。 


すると、おかんが帰ってきた。急いで涙を拭き、 平常を装った。 

おかんは「なんで。」「なんで。」と同じ言葉を連発していた・・・ 


ーーーー

斎場で親父は可哀相なくらい小さな箱に閉じ込められていた。 

親父の顔をのぞく。

「ただいま。帰ったよ。」 

となぜか軽い冗談までいえる空気。 

親戚も集まり、結局あれから涙なんて一滴も出なかった。 


深夜。親父は葬式会場に移動されていた。 

広い部屋に僕と二人。 

いくつか言葉を投げかける。もちろん返事はない。 

誰もいない会場で

初めて死んだことを実感し

号泣した。

声を出してわんわん泣いた。 



次の日。葬式。

葬式は親が見せる最後の教育らしい。 

親父のこれまでの生きざまを生前お世話になった人から聞いた。 


ーーーー

下関からの帰り。 

今回自分が感じた事、つまり学んだ事。

・「親を大切にしよう。」 

美容師になって親父とほとんど話してない。

年に一回帰っても友達とばかり遊んでて実家にほとんど帰ってない。

もっと親父と仕事の話、人生の話がしたかった。

だから。

できなくなった今だから、おかんを大切にしよう。 


・「試練」 

自分には自分サイズの試練がふりかかる。今の僕にあった試練。 

他の人じゃなかなか味わえないこの試練。

試練は絶対その人が乗り越えれるレベルの試練を神様が用意してくれる。

そしてこれを乗り越えた時、僕はもっと大きい人間になれる。 

・「ご縁」 

親父の葬式には決して多くない人達が参列した。

この人達が親父にご縁のあった人たちなんだ・・

でも来た人のほとんどがおかんや、弟の仁、僕に関係する人たちばかりだった。 

「自分が死ぬ時はすっごい多くの人達が来てくれてそれを 自分の子達に生きざまとしてみせたいなぁ。」正直にそう思った。 

それにはこれから会う人たち、みんな大切にしてご縁をつくらななぁ。ご縁を大切にしよう・・・ 

そんな事を考えながら、結局葬式の時に読めなかった 

「お金でなく、人のご縁で でっかく生きろ」を読み始めた・・・ 



つづく。



てことで今日は

おし巻いてる♪