月と池と墓と
えー、
「早く行かないと道が凍っちゃうよ」
と父親に言われたのもありお墓参りへ。
随分と車の運転も思い出してきたので(駐車はもう少し)三郷からブーンと外環をはしり、関越へ。
脅された通りに随分冷えてきた軽井沢ですが、その日は暖かく無事に年内にご先祖さまにご挨拶できました。
そして、近くの雲場池へ。
来る途中の山々の様子から覚悟はしてたのですが、やはり、雲場の紅葉はもうピークを過ぎておりました。あと1週間早ければ、綺麗な赤だったろうなぁー。
澄み切った池の水を眺めながらぐるり。
軽井沢の街をぶらり。
早めの夕食をしてホテルへ移動。
「軽井沢」と名の付いた宿を抑えたら
実際にある場所は「北軽井沢」という衝撃!
実家で
え?そんなに遠いの?
とキョトン顏の私に、
キャンセルしろ!他の宿にしろ!なんでそんなところにしたんだ!と家族が散々言ってきたけど、
うるさい、その方が面倒なんだ!と押し切った。
ツルヤで夜食とお酒の買い出しをして、ドコドコ進み長野県から群馬県へ。
やはり遠いな。
まったく紛らわしいなぁ。
と、文句を言いながら山道を走っていたら、、、
うっわ!!
と声が出た。
昇ったばかりのデッカくてめちゃくちゃ明るい月が山の隙間から目に入ってきたから!
前日はスーパームーンと騒がれていたけれどあいにく天気が悪くて月は見られず。
やぁー、その分の光を溜め込んだかのようなお月様。
すぐさま角の生えたカモシカが、道路っ端に立ってたのを見つけてまたビックリ!!
未だに本物だとは信じがたいもののけ姫に出てきそうな立ち姿だった。
本物だったのかなぁ…
ついたお宿は、ビックリするほど広い部屋で、赤みがかった温泉も気持ちよく、セレブ気分を味わいながらキャンセルしなくて良かったなーと思ったのでした。
ただ。
なぜか、
部屋の窓辺に、
てんとう虫が軽く15匹はいたので、
そこだけはマイナスポイント。
なんで?
田舎だからってあんなにいるもの?
てんとう虫??
次の日行った鬼押し出しの、顔ぬき。
すれ違ったおじさんが
「おー、おーん。すんごいすごい。これは溶岩の塊だぁ〜」
と大きな声で感心していたので、
わたしはそんなはっきりと分かりきったことを大きな声で発言しているおじさんに感心して、
最近の流行りは
「すんごいすごい」
になってます。
あー、このおじさんのイントネーション、伝えたいわー。
そんなこんな。