回天である。
魚雷だ。
魚雷は水中を進み敵艦を爆破するもの。
喫水線から上部にあたる爆撃とは異なり、喫水線以下に命中するため船体に与える被害は甚大なものがある。
ある意味海中ミサイルとも言えよう。
現在でこそジャイロコンパスやソナーで追尾するが、大戦当時の命中率は低かった。
そこで日本海軍は魚雷に人間を乗せる「人間魚雷回天」を戦局の一発逆転を狙って開発実施した。
暗い海中を敵艦に向かって進む時の心境を考えると言葉も出ない。
殉職者は145名とされている。
飛行機特攻の5845名に比較し人数が少ないため、報道される機会が極めて少ない。
もちろん、ご存知の方もいるだろうが、たまたま知らなかった方がここで少しでも知っていただければ幸いだ。
善悪の判断ではなく、事実を伝えていかなければならない。
連笑、ここで戦争を肯定も否定もする気はない。
そして、特攻をもって日本人が野蛮だとは思わない。
多くの国が近代に移行する時はたくさんの血が流されている。
フランス革命、ロシア革命、南北戦争・・・キリがない。
それを日本では江戸城の無血開城でなしえた(戊辰戦争などは別として)。
テロと特攻はまったく別物だ。
戦時国際法で位置づけられる軍人が相手方軍人に実施した作戦と、無差別なテロは本質的に異なるからだ。
是非、この動画を見ていただきたい。
今日はオチャラケなしです。