皆さん、こんにちは。
トレーナーの剛志です。


9月に入り、少しずつ運動がしやすい季節になってきましたね。当ジムでも、セルフでトレーニングされる方が増え、大変嬉しく思います。

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さて本日は、腹筋を効率よく鍛える方法をアドバイスいたします。


まず腹筋は、いくつかの層に分かれていることをご存知でしょうか?
表面にあり、鍛えることでボコボコと割れる部分が腹直筋。その下に外腹斜筋、内腹斜筋があり、その下の第3層に腹横筋と呼ばれる筋肉があります。

この腹横筋は腹巻のように真横に走っていて、おなか全体を覆うような状態になっています。表層の腹筋群の中では一番奥にある筋肉で、その奥には内臓、そのさらに奥には大腰筋などの深部腹筋があります。


腹横筋はおなかの姿勢を維持する為に、とても重要な役割を担っています。これが緩んでくると、おなかがポコンと出てきてしまいます。しっかりと腹横筋が働いていると、腹部が前に出てこないように、また内臓が下に落ちてこないように、サラシのようにおなかを締めてくれます。


そのため腹筋トレーニングをやるなら、腹直筋だけでなく、腹横筋も鍛えた方が効果的だと言えます。


どうすればいいかと言うと、腹筋のトレーニングを行なう時に、おなかの緊張をさらに高めてやればいいのです。


例えば、シットアップで上体を起こす時や、レッグレイズで足を上げる時に合わせて、フーッと息を強く吐くことです。呼吸を意識しながら腹筋を働かすことで、腹横筋を非常によく使うことになります。


通常のトレーニングもそうですが、特に腹筋のトレーニングは呼吸が重要です。しっかり息を吐き切ることで、腹筋を総動員させれば、いつも以上に効いてくるはずです。


皆さんも是非、腹筋のトレーニングをする時は、強く息を吐くことを忘れないで

下さいね。呼吸を意識するだけで、トレーニング効果は倍増してきますよ!