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質問を終えてⅡ

前回の続きです。
前回の記事⇒http://ameblo.jp/morooka1233/entry-11777251038.html

私の質問がへたくそだったことはさておき。

気になる答弁があった。

一つ
教育基本法第2条第5号の見解について問うたが、行政側は最後まで見解を明かさなかった。


※教育基本法第2条5号(教育の目標)   
教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。
 五 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと


解説すると、朝鮮学校にもこの教育基本法第2条5号は適用されるのだが、朝鮮学校がそれを順守しているかの判断は監督官庁(つまり県)が行うことになっている。
そして、補助金を出すか出さないかの判断は各自治体(県・市・町・村)の権限となっており、当然ながら教育基本法を順守しない団体には補助金は出せないので、「補助金支出」=「教育基本法第2条5号の順守」ということになる。
四日市市は補助金を支出しようとしているので、当然ながらこの「教育基本法第2条5号」を朝鮮学校が順守しているという判断を下しているはずなのだが、答弁では最後までそれを明確にしなかった。

教育基本法第2条5号の順守を明確に表明できない状態で補助金を出すことは、これは明らかに倫理的な問題がある。


二つ
国は「朝鮮学校は北朝鮮、朝鮮総連に貢献し得る人材の育成に取り組んでいる」と判断しているが、四日市市は「四日市の未来や日本の未来を背負って立つ人材の育成に取り組んでいる」と表明。
私が、「国の見解は間違いだということでよろしいですね」と確認すると、これに「見方の問題だ」と曖昧な表現をするにとどまった。
国の見解を最後まで明確に否定しなかったのである。
つまり「北朝鮮、朝鮮総連に貢献し得る人材の育成に取り組む教育」に税金投入しようとしていることを明確に否定しなかったのだ。
※肯定もしていないが。

他国に貢献する人材育成のどこに「公益」があるのか、疑問が残る。

三つ
「朝鮮学校にも公平な補助が必要」と言いながら、通常私学の七倍もの補助金を付ける理由を最後まで述べなかった。
※生徒一人当たり単価 朝鮮学校には根拠不明な90万円が上乗せされている


これでは「公平」をはるかに逸脱している。



それ以外にも終始「はぐらかし劇場」であったが、何を聞かれても明確に答弁できない状態での補助金支出は、やはり
「必要だから出す」のではなく
「出したいから出す」のではないか?
・・という疑念が残る。


質問の中でも述べたが、公務員総ぐるみで「自作自演の要望書」を作るくらいの熱意があるのだから、そう思われても仕方がない。