
ルネッサンス期の結婚指輪ですが、
エナメルで描かれた、模様
(羽の生えた、燃えるハートや
勿忘草のもとで硬く結ばれる手)
や、リングの腕から肩にかけた
ハートを握る手のモチーフなど、
女性が考えたデザインとは思え
ません。
それもそのはず、この
ギメル(双子)リングは、
男性が、女性にプロポーズする
瞬間まで女性は、彼のプロポーズも
このリングの事も何も知りません。
男性が、この日の為に一生懸命に
彼女の友達に好みを聞いたり、
自分の想いを形にしたのです。
コテコテのデザインですが、
一生懸命にプロポーズの日のために
頑張っている男性のことを想像して
しまいます。
…というわけで、
ルネッサンス期の結婚指輪のデザイン
が男性的なのは、男性が自分の
想いを相手の女性に表現したかった
からなのです。