子どものネット利用とか、親が子どもの写真をネットに載せることについて思うこと | 徒然森沢屋

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某所で繋がりのある女子中学生が、最近ブログに自分撮りした写真を載せたので見てくれと言った。
見に行ってみると、なるほど、写真が載っていて、可愛らしい娘さんだなと思った。
家の中で撮ったんだろうなー、という感じの。

ただまぁ…年長者として、また、とりあえず「先生」と呼んでもらう立場を経験した身として、注意はしておきました。
その子のプロフィールが空っぽなら、あんまり細々とは言わなかったんですが(それでも注意はしたでしょうけど)、住んでいる県と出身小学校名を書いていたので、頑張れば特定出来ちゃうんじゃないかと心配になっちゃったので。

多分「見る人少ないから大丈夫」とか「これくらいなら分からないだろう」とか「他にもたくさんの人がやってるから大丈夫」いった気持ちがあるんだろうと思います。
もちろん、何も考えずに軽い気持ちで載せたということも考えられますけど。

確かにね、他にも同じようなことをしてる人はいて、何も問題が起きてないことの方が多いんだと思います。
でも、問題というのは、起きてからでは遅いわけで。

小学校で仕事をしていた時、あるお母さんが子どもの成長&ご自分の日常をホームページを作って綴ってらして、それはそれで微笑ましいなと思ったんですけど、何しろ小さい街で、地域のリンク集みたいなものからリンクされていた上に、子ども達の写真がどーんと載ってるので、掲示板にアドバイスを書いたことがありました。
で、やっぱりそのお母さんは、「これくらいなら大丈夫」的な考えだったようで。
その後、写真をある程度加工したり削除したりされたようでした。

子どもの写真をネットに公開することを、特に否定はしません。
ただ、住んでる場所や学校がわかったりすると、親の目が届かないところで事件に巻き込まれてしまう可能性もあるので、気をつけていただきたいなぁと思います。

【そんなこと気をつけなくても、これだけたくさんの人が公開してるんだから、わざわざうちの子を狙うわけないよ】
そういう、楽観的な発想の方もいらっしゃるでしょう。
可能性は低いかもしれませんね。でも、ゼロではないんです。
たまたま見つけられたのか我が子、ということだって有り得る。
用心して何もなかったら良かったで済みますが、用心しないで何かあったらどうにもできません。
さっきも書きましたが、「問題というのは、起きてからでは遅い」のです。

もちろん、問題が起きてしまったら、そこからどうするかを懸命に考えて最善の策を取るんですが、問題が起きないに越したことはない。
また、状況によっては、問題が起きたらもう手遅れということだってあるのです。
例えば、変質者に子どもがさらわれて、気付いた時には子どもはあらゆる暴行の末に死んでいた…なんてことがあったら?

先に書いた中学生についても、本人の意識はもちろんですが、正直言って、親御さんは何やってるんだろうなって思いました。
我が子がネットに写真を載せてることを、きっとご存知ないだろう。
普段ネットでどんなことをしているのか、きっとご存知ないだろう。
…それでいいんですか?
現実だったら、子どもが学校から帰って来て誰と遊んでるとか、どこで遊んでるとか、ある程度把握してませんか?
何でネットだと、それをしないの?

小学校でパソコンの授業を受け持ったことがあります。
高学年になるとネットで遊んでる子もちらほら。
果たして親御さんは子どもたちが遊んでる場所や遊び方を把握してるのかなと心配になりました。
できることなら、子どもたちじゃなくて、親御さんに授業をしたかったくらいです。

もちろん気をつけてる親御さんや子ども達がいるのは分かってるんですけどね。
個人で気をつけて、できれば周りにも伝えていただきたいなぁ…と思います。