親友にこのお話はゲラゲラ笑いながら聞いて貰いましたが…
今日はそのお話をします その後 結構ゾクッとしてしまったんです
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その日私は 夜勤入りでした 不慣れでビクビクしていたものが 少しずつこなせて行けており 少しずつですが自信みたいなものもついてきて むしろ「夜勤楽しいかも?」なんて思うようになっていたんです
「さっ 今日も頑張ろう!」
気合いを入れ巡視に入りました
午前零時を過ぎ しーんとした施設内は 私の足音しか聞こえません
Kさんの居室に入り様子を伺いました
「おっ お疲れさま」
目を覚ましたKさんが声をかけてくれました
「ふーん 今日は二人で見回ってるんだ」
「…?」
二人? 家の施設夜勤は一人で受け持つのに…
「そうだよ~ おやすみなさい~」
Kさんが不穏になってもいけないのでお話しを合わせて巡視を続けました しかし背中を向けた私に
「憲兵さんか…」
そう言われたんです
「とにかく仕事に集中しないと!!」
逃げ出したい気持ちを押さえ 何とか無事に朝を迎えました
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憲兵さんとは軍服を身に着けたお巡りさんの事…
しかし一人必死に任務を遂行せねばならず 確かに怖かったのですが
「わかった! 仕事させてくれ!」
って感じで朝になってしまったんです
ま、介護施設あるあるじゃないのですが 正直まったく霊感などない私がさすがにゾクッとした夜でした
※続きがありますがまたね