現在、四日市市議会では『平成27年8月定例月議会』が開催されています。


 9月16日で各分科会の審議が終わり、25日から順次「決算常任委員会全体会」「予算常任委員会全体会」と決算・予算の全体会議が行われます。


 私が委員長を務める「産業生活常任委員会」の決算・予算分科会審査にて、最も時間が割かれたものは、8月議会補正予算として上程された『中心市街地活性化推進方策調査検討事業費:600万円』に係る審議でした。


 市は、8月定例月議会に補正予算として、『中心市街地活性化推進方策調査検討事業費』600万円を上程しました。



 当補正予算は、6月定例月議会において、補正予算として上程された旧ジャスコA館跡地建設予定のマンションの一角を購入し、情報発信機能や市民交流機能を備えた施設を設置しようとした『中心市街地拠点整備費』6,090万円(債務負担行為の金額を含む)が全額否決された事と密接な関わりがあります。


 『中心市街地拠点整備費』6,090万円に関する6月定例月議会の審査については、以前のブログをご参照下さい。


《過去ブログ》

【6月議会最終日 本会議】中心市街地マンションスペース取得補正予算が16対17で否決!

http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12046124969.html


 6月定例月議会で マンションスペース取得に関する『中心市街地拠点整備費』6,090万円が議会で否決された事により、市は再度8月定例月議会にて「中心市街地の活性化に向けた、情報発信機能や市民交流機能を含めた具体的な推進方策について調査検討を行う」為の調査研究、そして具体化に向けた推進方策を取り纏めていく為の『中心市街地活性化推進方策調査検討事業費』600万円を補正予算として上程しました。


 しかし、分科会(委員会)審議では、「当予算金額600万円の内訳が明瞭では無い」「当予算の目的が分かりにくい」等の批判が出ました。


 そういった意見を受け、分科会審議の中で、当予算の予算の内訳、当予算の基本的な立ち位置(平成26年に策定された中心市街地活性化基本計画に基づいて施設整備の調査研究を行う等)が明確にされました。


 そして、『中心市街地活性化推進方策調査検討事業費』の補正予算は、分科会としての採決は満場一致で可決されたものの、全議員で再度議論をする必要があるという意見が出されました。

 その後、全体会で議論すべきか否かを採決に入り、出席委員6人の3人が全体会で議論すべき、残りの3人が全体会で議論する必要は無いという可否同数になりました。


 可否同数の場合は、最後委員長の判断で決まります。

 委員長である私は、産業生活分科会で半数の方が全体会での議論が必要という意思表示をしたという点と、「中心市街地活性化」の問題は6月定例月議会から四日市市議会で大きく取り上げられてきた事から、今後の中心市街地活性化の方向性を全議員が理解し共通認識を有する必要があると判断し、当補正予算を全体会に送るべきと判断し、『中心市街地活性化推進方策調査検討事業費』の補正予算は全体会で議論することとしました。


 これにて、10月1日から始まる「予算常任委員会全体会」にて、中心市街地活性化の今後の方向性が集中的に議論されることになりました。



《関連ブログ》

・【産業生活常任委員会】中心市街地拠点整備に8,900万円~マンションスペース取得は有効か!~

http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12040030677.html


【6月議会最終日 本会議】中心市街地マンションスペース取得補正予算が16対17で否決!

http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12046124969.html