先日の都市・環境常任委員会における平成26年度補正予算審議にて『共同建替等誘導助成事業』が取り扱われました。


 『共同建替等誘導助成事業』とは、近鉄四日市駅周辺を中心とした商業地域において、複数の土地の所有者が建築物を共同して整備出来るよう事業の具体化を図る為に費用の一部を市が助成するものです。


 簡単に説明すると、地権者が複数に及ぶ開発を市が促し、宅地等の有効利用及び住環境の改善を図ろうというものです。


 この度、火災の為空き地になっていたサンシ前に、再開発ビルが整備されることになりました。


そのサンシ前被災地再建事業・地権者会議に対して100万円の助成を行うものです。

 

 再開発ビルの主な用途はデイサービスを兼ね備えた「サービス付高齢者向け住宅」38戸であります。

 

 当開発は、国の『優良建築物等整備事業』にも該当し、整備に対して国と市の折半で合計1億2,420万円の補助も行われることになります。


 市は、中心市街地への居住促進を測っており、これまでも敷地の共同化を促進してきました。


中心市街地の活性化は、市民アンケートの『今後、特に期待する取り組み項目』においても、災害対策に次いで、2番目に高い項目となっており市民の期待も大きいものになっています。


 中心市街地の活性化については、やはり中心市街地に居住して頂く方を増やしていく事が大切であります。


 一時、中心市街地からも人口が流出していましたが、昨今マンション建設が進んだ事から中心市街地における人口も増加傾向にあります。


 今回の高齢者向けマンションも中心市街への人の回帰に繋がると言えます。


 近鉄四日市駅を中心とする中心市街地の通行量においても、平成10年頃のピークには及ばないものの松坂屋・ジャスコ撤退後から比べると徐々に回復しています。


 ただ、中心市街地でも近鉄四日市駅付近と商店街では通行量の回復に差があるのも事実です。


 全国的に大きな問題となっている中心市街地の空洞化問題。


四日市市の顔である中心市街地をいかに盛り上げていくか、粘り強い取り組みが必要です。


四日市市も大きな課題を抱えています。



■今後の市政報告会の予定


9月21日(日) 18時~  塩浜地区市民センター

         19時半~ 楠公民館


*お近くの方はぜひお越し下さい!