の作品はですね、初期型からどんどん進化されてたんです。
最初は国立競技場ファッションの素敵なお姉さんでした。
競技場モチーフの帽子に銀杏のイヤリングですね。
彼女のカチっとした鼻と厚ぼったい唇が野性味を帯びていいですね。
なぜか、卑弥呼?って言いたくなるような。
つづいて、闘う国立競技場ちゃんです。
背景に控える黒い影はなんなのでしょうか、、
基本計画で無意味な白い壁にされてしまう前の巨大軟体動物が外苑に襲い掛かっております。
それに立ち向かう国立競技場ちゃんです。
高炉コンクリート製の躯体でつくられたショルダーパットと胸当ての鎧を身に着け、聖火台と同じ川口の鋳物屋さんでアームカバーとすね当てを製作してもらったようです。
銀杏型の鉾はすべてをなぎ倒す気合いにあふれておりますが、、一番の見どころは出陣前にザンバラに切った前髪と脇髪でしょう。
スカートの厚みから生地中に鉄が編み込まれていると思います。
そして、女神のような国立競技場ちゃんです。
ラスボス登場!といった感じです。
穏やかな表情からは、怒らしたらどこまでヤルかわからない怖さもありますが、外苑を愛するものにはどこまでも無限の慈愛にあふれております。
国立競技場や外苑を巡る何やら黒い策謀にとうとうお目覚めになられたかもしれません。
兜は円錐の分割領域で赤い部分が二カ所に増えておりますが国立競技場ちゃんが怒るとここが光ります、たぶん。肩パットは万国旗のポールにより敵の刃を防ぎつつ軽く動きやすくなりました。コスチュームはスケルトンの骨組みで補強されており、手首のプロテクターは聖火台ですね。
つづいて、「ペタン座り」で表現されたシリーズ。
ペタン座りとは、アヒル座りとも言われる足をW型に開いてお尻を落とす座り方です。
僕も小学校低学年の頃は出来たような気もするのですが、「女座り」と呼ばれたりするためいつの間にかできなくなっていました。
聞くところによると、骨盤や股関節形状の違いにより男子には出来ないため、萌えイラスト等では女子力表現アイテムとしてよく登場します。
萌え度120%のmossyaさんによる国立競技場ちゃんです。
いわゆるドジっ娘、でも頑張り屋さんの国立競技場ちゃんです。
モチーフとアイテムの解説が秀逸ですね。
特にひざっ小僧のバンドエイドとか、「小さいケガがある・・」にヤラレました。
続いて、キリハナさんの習作、国立競技場ちゃん
ペタン座りのお姉さんです。
キリハナさんは線の強弱とサラサラっとしたタッチで動きのある表現がイイですね。
コスチュームのデザインはこのまますぐにでも作れそうです。
頭上に聖火も燃えていますし、もうこのまま国立競技場イベントでコスプレ可能な感じです。
ペタン座りではなく、斜めに流して座っているのはJJ製作所さんの国立競技場ちゃん、カーニバル風味、イベント仕様です。
国立競技場はスポーツの殿堂であり、イベントお祭りの広場でもあるわけですから、このロックバンドボーカルみたいな国立競技場ちゃんもイイと思います。
競技場の命、芝とトラックレーンを表したタイツ、観客席カラーのロンググローブ、左腕の電光掲示板デザインのリストバンドはスマホにもなりそうですね。後ろにまとめた髪そのもののが聖火を表現しております。
そして、恐怖のペタン座りで登場するのは、掟破りの応募案。
「国立競技場ちゃん」ではなく「新ちゃん」です。
「新国立競技場ちゃん」はいつの間にか無茶苦茶に改造を施され、行きたくもない外苑に無理に連れてこられたんだそうです。
このまま、私はどうなってしまうんだろう、、生まれて来れるのだろうか、、という不安感が暗黒銀河の中で表現されています。
「新ちゃん」はデカ過ぎて、そこにペタン座りするだけで、
周りの木々や建物を押しつぶしてしまうのです。
つづく