えー、なんと!
現国立競技場の解体工事の入札が不調で、解体業者決まらず、
解体工事が少なくとも1か月ほど延期になりました!
それを記念いたしまして、と同時に、今は試験期間中なんだよ!
という声も聞こえて参りまして、締切を再延長します!
7月20日の海の日まで!

あと、応募者の方々への賞品(賞品といえるかどうか、、)として、
私の著書等プレゼントします。
「マンガ建築考」、「萌える建築基準法」、「ストーリーで面白いほど頭に入る鉄骨造」等々

前回のブログ記事で、「艦隊これくしょん」のような、

「艦隊これくしょん」というのは軍艦を娘に擬人化した人気ゲームなんです。

まだ生きれるのに、既に余命宣告をうけてしまった東京遺産・日本の宝、国立競技場ちゃん。あと1カ月ちょっとの命です。

でも、まだまだ分かりませんよ。

国立競技場ちゃんを助けることはできないのか!

ということもありますが、まずは国立競技場ちゃんのことをみんなにもっと知ってもらおうということで

建築擬人化「建築これくしょん」、建娘、「国立競技場ちゃん」と題しまして、国立競技場を誰か擬人化してくれませんか?

の呼びかけをおこなっていましたところ、ツイッターにてFLGPさんhttps://twitter.com/flg_pのご教示とご協力によりまして、
ここに!「国立競技場ちゃん」擬人化イベントを開催してみたいと思います!
とっても素晴らしかったので、FLGPさんがつくってくれた開催コピーをそのまま貼っちゃいます!

■コンテスト趣旨■
サッカーをはじめとするスポーツイベントの聖地として、夏には東京の夜空を彩る花火大会の会場として、そして! ビッグアーティストの華麗なるパフォーマンスを楽しむステージとして活躍し続けてきた国立競技場。思い出と歴史と数々のドラマを刻んだ建物を簡単にポイ捨てして建て替えちゃっても良いのでしょうか! 否! たかがメインカメラをやられただけ。巨費を投じて建て替えなくても、改修すればまだまだ戦えるのです!
国立競技場の雄姿をまだまだ見ていたい、応援していたい・・・そんなあなた! 国立競技場ちゃん擬人化コンテストに参加してみませんか? あなたの想いが、この歴史ある建造物である国立競技場を、ネクストステージへといざないます♪
宜しくお願いします!

■コンテスト概要■
あなたのイメージする「国立競技場」を、擬人化してみませんか?
国立競技場を、あなたのイメージで可愛い・かっこいい、ステキなイラストにして頂きご投稿ください! 
期間 : 2014年5月24日 ~ 2014年6月24日 20:00頃
※マンガ学会での論文発表が28日、29日にあるため、
締切を延長させてください。
6月30日 22:00頃

■参加方法■
1.画像投稿サイトニコニコ静画に、あなたの考えた「国立競技場ちゃん」のイラストを投稿してください。

2.投稿時には、「国立競技場ちゃんコンテスト」と、タグをつけてください。
 締切時点で、このタグがつけられた静止画をコンテスト参加作品として審査します。

3.ツイッターやFBでも、「#国立競技場ちゃん」のハッシュタグを付けて頂ければ見に行きます!

4.開催期間を過ぎましたら、評価の高い順に順位をつけ、当ブログにてご紹介させて頂きます。

■注意事項■
1.国立競技場ちゃんは古き良き昭和の日本を受け継ぐ大和撫子なのです。公序良俗に反するようなデザイン・表現でのご投稿はご遠慮ください。

2.モチーフが同じですからデザインの共通点はあるかと思いますが、他人の作品を勝手にまねたりトレースしたり、といった行為は、国立競技場ちゃんが悲しむので絶対おやめください。

3.ご投稿された参加作品の著作権は、各画像投稿サイトのレギュレーションに従います。

4.コンテスト参加作品については、予告なく当ブログでご紹介することがあります。

5.今後の、国立競技場を巡る様々なイベントやシンポジウムでもご紹介することがあります。



■国立競技場を知らない方のために・・・■
国立競技場なんて何度も行ってるぜ! という歴戦の勇者であろうとも、建築物としての国立競技場はあまりよくご存じないかも。
ここでは、国立競技場についてのアレコレをまとめてみました。
擬人化の参考にしてみてくださいね。


「国立競技場ちゃん」とは
本名は国立霞ヶ丘陸上競技場といいます。
1958年にアジア大会を機に建設されました。

実は彼女にはお姉さんがいます。
初代の競技場は1924年に明治神宮外苑競技場として建設されています。今の競技場はそういう意味では二代目です。

初代の競技場は戦時中の雨の中の学徒動員のフィルムでもうかがい知ることができますが、自然の形状をうまく活かしたものでした。

1964年の東京オリンピックの時に一度、スタンド増設のために大幅にバージョンアップされています。


このときに製作された聖火台も有名です。
埼玉県川口市の鋳物職人の鈴木萬之助さんが引き受け、彼の死去後に三男の鈴木文吾さんが完成させたものです。

先日、この設計チームの一員だった建設省OBの室橋正太郎先生にお聞きしたのですが、、

高さと直径2.1メートル、重さ2.6トンの聖火台のデザインは、オリンピックらしさと日本らしさ、を追い求める過程で、設計チームが悩みに悩み、
連日の激務の中で仕事帰りにちょっと引っ掛けたトリスバーでふと取り上げたグラスを見て、「これだよ!」、うん?「あっこれだ!」、「これだー!!」とカウンターで叫び続けて、
ママさんから、「何で空のグラスを見て、これだこれだって騒いでるのか、不思議がられたそうです。」

そうあの形はウィスキーのショットグラスのシェイプがヒントになっているそうです。

この1964年のスタンドの三日月型の増築による偏芯した形状が、不思議なうねったスカイラインを生み、スタンドに居ると何か大きな船にでも乗っているかのような感じがします。

1968年から天皇杯全日本サッカー選手権大会が開催されるようになり、1976年度(昭和51年度)から全国高等学校サッカー選手権大会も開催されるようになり、「サッカーの聖地」と位置付けられるようになりました。

1980年頃の「ラグビーブーム」には日本ラグビーフットボール選手権大会は満員で早明戦なんかは徹夜しないと入れないほどでした。


国立競技場ちゃんの弱点

FIFA(国際サッカー連盟)が要求する会場仕様として「観客席の3分の2以上に屋根が架設されること」という条件が満たされていないので、ワールドカップ会場として採用されなかった。

(ローマオリンピックのメインスタジアムであったスタディオ・オリンピコや、1936年のベルリンオリンピックのメインスタジアムであったオリンピアシュタディオンはそれで改修により屋根を架けています。)

陸上競技の会場として、走行レーンが8レーンしかないことと、サブトラックがないために、現在の国際陸上連盟の規
格を満たしていません。

座席の色なんかも参考にしてくださいね。


どうぞよろしくお願いします。

5月23日の時点でツイッターフォロワーの
みとみとさんhttps://twitter.com/musesc1998sf361
告知も兼ねて作成してくれた「国立競技場ちゃん」です。



光掲示板のヘッドバンドがいいですね!あと1964オリンピックジャケットがニクイ。
そして!告知動画も

http://www.nicovideo.jp/watch/nm23643239

[初音ミク]国立競技場ちゃん募集中です。