けいおん!登場人物の住宅ですが、田井中さんちを考えてみました。
1期では、外観と律ちゃんの部屋のみ紹介の田井中家ですが、
平沢家と異なり、その外観は一見ごく普通の二階建て木造住宅のようです。
冬の朝、律ちゃんが新聞を取りに出てくるシーンですが、
玄関の中がちらっとうかがえるシーンがありましたが、
これは、最近はあまり使われなくなってきた引き戸型玄関扉で、
玄関に大勢入っても応対可能な通称サザエさん家タイプです。
過去記事:2009年9月29日 絶滅危惧器具 玄関引き戸(サザエタイプ)
過去記事:2009年9月30日 サザエさん家の玄関 VS 公団の間取り
在来木造住宅の寸法モジュールである3尺(1尺は約303ミリ)の910ミリで柱を構成し、外観の窓と壁の配置から大体のボリュームは想定できるのですが、
1期においては内部空間は今ひとつわかりませんでした。
2期の18話「先輩」というエピソードで、ついに田井中家の様子がわかってきたんです。
みんなが玄関から家の中に入るシーンです。
さすがサザエさん家タイプの玄関はゆったりしていますね。
そして、これは律ちゃんの手料理をご馳走になるというシーン。
こちらは、ちょうど弟の聡がトイレから出てきたばっかりで姉ちゃんの友達たちにビックリするというシーン。
田井中家には、とても奇妙な処理があります。
これは最初外観上からは窓ではないか、と考えていた部分ですが、
いろんなシーンの外観で確認すると、どうやらここは外壁から窪ませてあります。
内部から見てどうなっているのかは不明です。
また、これはどうかと思うのですが、
聡の登場シーンに忠実に従うと玄関廊下右側にいきなりトイレがある。
外観上から窓のない、建物のど真ん中にトイレがきてしまっています。
また、玄関奥の扉からすぐにダイニングに入っているものと思っていましたが、
それもどうも違うようです。
この聡がゲームをしているシーンのテーブルは食卓になるのですが、この部屋は掃き出し窓に面している。
統合するとこんな感じです。
そこから推察するに、大体こんな感じであろうという平面図がこちらです。
つづく