その、はがれそうな記憶を | やんぬるかな

その、はがれそうな記憶を

 「Ladder to the Moon」の、「そうだブロガーの皆さんにお聞きしたいのですが 」を読んで



 

 少し乗り遅れた感はあるのだが



 リンクした記事は、以下の3つの質問を投げかけている


 1.どのぐらい前に書いた記事まで覚えていますか?

   (1年前の記事も覚えてる、とか1週間前までしか覚えてない、とか。)

 2.どんなことを書いたか覚えていますか?

   (こんな内容のは覚えてるけど、覚えてないのもある、とか)

 3.その記事にまつわるエトセトラは思い出せますか?

   (あんな事件がきっかけで書いた、とか。誰々からコメントもらった、とか、TBもらった、とか。)



 この3つの項目に、一つ一つ答えられればいいのだろうが、回答する上で、この3つの項目が、「記事の記憶のされ方」として、微妙に干渉しあっているので、少しこの3つの項目からは見当の外れた答え方をしようと思う


 因みに、もっぱらは、「とりもなおさず」を今年の1月、もう一つ別の場所で書いているブログは去年の1月から始めている



 まず、「どのぐらい前に書いた記事まで覚えていますか?」との問いには、「記事による」と答えになっていない答えを


 日常を、そのまま書き記した「雑記」「日記」的な意味合いが濃いものは、すぐに忘れる

 ちょうど、1週間前の天気を思い出せないように


 自分の思考をコーヒーをドリップするように抽出したものは、それよりは少し日持ちがする

 抽出するまでに、時間を要したから

 

 だが、自分は、laddertothemoonさんにもブックマークしていただいた「記憶の、はがれ方 」という記事にも書いたとおり、記憶力に事欠いている

 記憶力がないことに関しては、かなりの自信がある


 だから、思考を抽出したものに関しても、1ヶ月2ヶ月ぐらいで忘れているだろう



 しかし、どのようなエントリでも、自分が特別に気に入っていたり、他人が気に入っていたりすると、話は別だ

 関連する情報が、その記憶を強固なものにする


 自分の気に入った文章はもちろん何回も読むし、コメントされトラックバックされはてなブックマークされ言及され使い回され回し読みされ道端に放擲された記事は、クリック数が上がっていく

 心の中で、何度もクリックされる


 だから、忘れない


 


 …でもないか

 たまに、自分のブログについた過去のはてなブックマークを確認するのだが、誰かがはてなブックマークした記事でも、自分に思い入れがなければ、忘れてるなぁ…


 自分の中で、その記憶の接着剤としての強度は


 自分の中で、かなり気に入っている>たくさんコメントがついて、それについて応答した>はてなブックマークが大量についた>よそのブログで言及された>少量のはてなブックマーク


 みたいな感じかなぁ…

 はてなブックマークされるより、ここのコメント欄に書かれたほうが嬉しいから


 

 例外として、ここを始めたころに書いた文章は、ブログを始めたという濃い熱量が、一記事一記事にこもっているので、かなりの確率で思い出せる

 ちょうど、多くのミュージシャンにとって、ファーストアルバムがベストアルバムであるように




 ところで、同じ「Ladder to the Moon」の「バカは死ななきゃなおらない 」で、、「過去に言ったことと違うことを書いた場合」(のあとは、「焦ったことはありますか」という疑問が続くのだろうか?)のことを聞かれているのだが、自分は焦ったことはない

 

 矛盾してたっていいじゃない

 だって、にんげんだもの