梅雨時にブルックナーかよ、暑苦し!


いえ、たぶんそうでしょう。

けど、けどさ、

なんとなく、なんとなくなんだけど


いま、ブルックナーの交響曲が聴きたい気分なんだ。


たまにそういう「発作」を起こすときがある。



ただ本当のところ、ブルックナーの交響曲などと偉そうに言っても

全然わかっていないんだ。

旋律があるようでないようで、おっそろしく抽象的。

メロディの美しさで楽しませてくれない。

しかも長すぎ!たいくつ!

長大さではマーラーと良い勝負だ。


それでも


聴いている内に、ストン、と

気分が落ち着いてくることが往々にしてある。

そしてだいたい殆どの曲で最終楽章からどんどん盛り上がっていくので

気分が高揚して爽快さを味わう。



あぶねーーー!!



とにもかくにも


ブルックナーを聴く意味も意義もわからぬまま

只今交響曲第9番ニ短調を聴いておるのでゴザイマスデスヨ。

気分で聴くので本当はどうなのかは知らないけれど


ブルックナーの交響曲の中で9番が

最もロマンティックにきこえるんだな、今はね。




おっと、演奏は


エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮

レニングラード・フィルハーモニー交響楽団



笑う旋律