とにかく1日中泣いてばかりいる子 | ささいなことにも動揺し、人一倍敏感で繊細な子(HSC)の幸せ子育てレッスン

ささいなことにも動揺し、人一倍敏感で繊細な子(HSC)の幸せ子育てレッスン

育てにくい子にはわけがある!
傷つきやすく感受性の強い個性を持った子が、
敏感な自分と上手に付き合う方法を知り、
その子らしさを輝かせて笑顔で過ごせるようになる子育てのコツをお伝えします。

というお子さんをお持ちのママさんの
カウンセリングでした。
 
 
私の娘も、赤ちゃんの頃からとても敏感で、
1日中ぐずって泣いてばかりで
全然寝てくれない子でした。
 
 
 
抱っこして毎晩階段の上り下りをしたり、
おくるみでぴったりくるんで揺らしたり、
スリングに入れて静かに揺らしたり、
高いスイングラックをわざわざ買って!それにのせたり、
ビニールや新聞紙をガサガサやって音をたてたり、
家の中にベビーカーを入れてひたすらグルグル周回したり、
耳元でひたすら「シイ――――――」と言い続けてみたり、
宇津救命丸やツボに頼ったり……。
 
 
夫の実家の近所の人で
「かんのむしを手のひらから取り出して夜泣きを治せる」
というおばあちゃんがいて、
「あ、あやしい…」と思いながらも、
わらにもすがる思いで、
見てもらったこともありました。
 
 
でも、どれも全く効果がありませんでした…

 
 
 

 

 
検診などで、
小児科の先生に相談しても、
 
「夜泣きは、個性」
「いつか治ります」
 
と言われ続け、
 
「いつかって、いつなんだろう…」
 
と不安になり、
 
「何かそれだけではないような気がする…」
 
と釈然としない思いを感じながらも、
日々夜泣きとの戦いを
繰り広げていました。
 
 
赤ちゃんの頃、よく泣くというだけでは
子どもが敏感かどうかは判断できません。
 
 
赤ちゃんの頃から敏感で
そのまま成長していく子もいますし、
よく泣く子でもHSCではない場合もあります。
 
 
 

どんなタイプの子であっても
赤ちゃんにとって必要なのは
その子に合わせた柔軟な対応です。

 
 
 
泣かれるとイライラするので
 

子どもに合わせた対応をするのは
お母さんが自分を守るためでもありますよ。

 

 

 



生後6ヶ月くらいになると
HSCの子は、非HSCに比べて
眠りにくい、すぐ目を覚ます
といったことが起こります。
 
 
 

HSCには、特に
子どもの気持ちに合わせた
柔軟であたたかく、
注意の行き届いた

養育者が必要です。

 
 
(一方、非HSCは、世話をしてくれる人の行動に
あまり左右されません。)
 
 
ですから、

安定したHSCを育てるには
お母さんのストレスを
できるだけ減らすことが大切です。

 
 
 
 

お母さん自身が
お子さんと少しだけ物理的に距離をとって
リフレッシュできる時間を取ってみてくださいね。

 
 
 
わたしは我が子が小さい頃
それができませんでした。
 
 
「自分が楽をするために、子どもを誰かに預けるなんて…」
「自分の楽しみのために、高いお金を払うなんて、お金がもったいない…」
 
と苦しい気持ちが湧いてきてしまい
自分のことはいつまでたっても後回しでした。
 
 
 
そうすると結局
イライラがますます増える一方で
 
子どもが泣く・かんしゃく起こす
⇒すぐにイライラして怒る
⇒もっと大泣きする
 
という悪循環の繰り返しから抜けられませんでした。
 
 
誰かに預けるその一瞬は子どもも泣くかもしれませんが
もっと長い目で家族全体の幸せを考えてみたときに
お母さんが幸せになることは
お子さんはもちろん
家族みんなの幸せに直結していくものです。
 
 
「ちょっと疲れたな~」
「寝不足だな~」
「子どもにあたってしまいそう」と思ったら
夫婦間で協力したり
さまざまなサービスを利用したりして
子育てから少しはなれて気分転換して
お母さん自身の心を満たす時間をたっぷりとってみてくださいね。

 

 

 
以前住んでいた教員住宅の隣に
アメリカからきた先生が住んでいて
子育て中の写真を見せてもらったことがありました。
 
 
どの写真も、
ぐちゃぐちゃの足の踏み場もない
散らかった部屋の中で
でも、お母さんもお父さんも赤ちゃんも、
ニコニコ笑顔でとっても幸せそう
 
 
「こんなぐちゃぐちゃの部屋の状態で
よく写真がとれたな~」
 
「写真を撮るときくらい、きれいにしたらいのに~」
 
なんてひそかに思っていると
私の気持ちを察したのか
そのお隣の方がこういました。
 
「ワタシノ クニデハ、アカチャンガイル ママハ、
イエノ シゴト(家事のこと)ヨリ
アカチャンヲ ダッコシテ、オッパイアゲルコトガ
イチバン ダイジナ シゴトデス。」
 
と話してくれました。
 
 
なので、

お皿を洗うことよりも
洗濯物を干すことよりも
授乳期の赤ちゃんを抱っこして
その顔を眺めて幸せをかみしめることのほうが
ずっと大事なことだと
みんなが思っているそうなんです。

 
 
 
日本人のママは
専業主婦のママや
育休中のママでも
赤ちゃんをゆっくり抱っこすることよりも
いつも忙しそうにして
掃除、洗濯、料理、お皿洗うことばかり
一生懸命で、
 
「なぜそんなにも家事を完璧にこなそうとするの?」
「いまこの瞬間しか見れない赤ちゃんと過ごすよりも
とにかく家事を優先することが不思議で仕方ない!」
「家事なんてほっとけばいいのに」
と、その方は話していました。

 

 


 
また、同じ住宅に
中国の方もいらっしゃったのですが
中国では、授乳期間は、母乳はお母さんしかあげられないので、
お母さんが授乳を担当し、おむつがえや掃除洗濯、料理などは
お母さん以外の家族が担当する習慣なのだと教えてくれました。
 
 
その中国から来たママさんは
おむつがえをしたことがないと言って
ほかの日本のママたちに驚かれていました
 
 
同じ子育てをしていても
国や文化が違うと
考え方もいろいろなんですね。
 
 
「母乳をあげるのはお母さんしかできないからお母さんがする。
それ以外は他の人がする」
 
合理的に考えれば当たり前のことですが
日本の普通の家庭ではなかなかそうはいきませんね。
 
 
そのアメリカと中国の方は
「日本は、とても子育てがしにくい国だ」
とおっしゃっていました。
 
 
本当に、人生のほんの一時期である
赤ちゃんの成長にとって重要な授乳期間中、
大人ならだれでもできるような家事を優先させるのは、
よく考えてみたら、現実的ではないですよね。
 
 
 
もっともっと
家事のハードルをさげてみることも
大事なことですね。

 

 


 
 

ゆったりとした気持ちで
こころおきなく赤ちゃんを
抱っこしてあげれるような

お母さんの心の余裕が
柔軟な対応をいつも求めている
HSCにとっては
なにより大切です。

 
 
 
おかあさんがいつも疲れていたりイライラしていたり
心ここに非ずの状態の母親のもとでは
HSCは安心感が得られません。
 
 
 
 

HSCの子が求めていることは
ゆったりとしたお母さんの心が
自分の方を向いていてくれることです。

 
 
ですから
子どものためにも
頼れるものには頼りまくって
堂々と自分を大事にして
ぜひ自分を満たす時間をとってあげてくださいね
 

 
こんな記事も参考になさってみてくださいね。
 

 

 

 


           

 

 

 

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カウンセラー 蒼井美香