集団登校がイヤで学校を休む娘 | ささいなことにも動揺し、人一倍敏感で繊細な子(HSC)の幸せ子育てレッスン

ささいなことにも動揺し、人一倍敏感で繊細な子(HSC)の幸せ子育てレッスン

育てにくい子にはわけがある!
傷つきやすく感受性の強い個性を持った子が、
敏感な自分と上手に付き合う方法を知り、
その子らしさを輝かせて笑顔で過ごせるようになる子育てのコツをお伝えします。


「人一倍敏感な子~HSCについて」

「人一倍敏感な子~チェックリスト」



私が住んでいる長野では、
小学校は、長期休みの後は、
2週間ほど
集団登校をします。


近所の子たちと集まって、登校班をつくって、
班長さんを先頭に、
一列に並んで
学校までテクテク歩いていくのです。


娘は、この集団登校が大きらいです。


同じ班にと~~っても元気のよい男の子が何人かいて、

その子たちが、急に走り出してしまったり、

他の班の友達を見つけると
そちらに勝手に行ってしまったり、

信号を無視したり、
兄弟げんかが始まったり、

低学年の子が普通に歩いていても

「もっと早く歩け!」と
後からランドセルを押されたり…


と、まあ、
予想もしないいろいろな動きが出てくることが、

娘にとってはとても不安なようなんです。



「ママが途中まで一緒についていこうか?」

と提案しましたが、

「ママがいたら安心するけど、
他の子は誰もママなんて一緒にいないのに、

自分だけママがいたら恥ずかしいからヤダ」

と言います。



「車で学校まで送ってあげようか?」

と聞くと、


「友達にばれたら何か言われるからヤダ」

と言います。



「登校班の並び順を変えてもらうように
頼んでみようか?」

と言うと、


「どんな並び順になっても、
イヤなことする子はたくさんいるから

どうしても自分の前か後ろにはなってしまう」

と納得できません。



本人は、本当に色々なことを、
とてもよく考えています。



「自分がこうしたら、友達がこう言うかもしれない」
とか、
そういった先々のとても細かなところまで
想像しています。



「どうしたら安心して学校まで行けそう?」

と聞くと、


「○○くん(元気のいい男の子たち)と
違う班なら大丈夫」

と言います。



登校班は学校で決められてくるものだし、
どうしようかと思ったのですが、

そのうち、集団登校が嫌で、
学校に行きたくないとまで言い出しました。


本当にストレスになっていたんだと感じて、
先生に相談してみました。


すると、


「集団登校は、集団の在り方を学ぶ必要なものなので、

なんとか頑張ってほしい。」

「班の編成も、学期の初めに作成してしまってあるので

それを崩すわけにはいかない」


という返事で、解決策が見えてきませんでした。



そのうち、集団登校がネックになって、

本当に学校を休み始めてしまいました。


繊細な子は、そういうわずかなことが
本当に死活問題になってしまうんですね。


学校にストレスがあって
苦しくなってしまうくらいなら、

そして、その解決策がみえてこないなら、

無理して登校しても娘にとっては苦しいだけなので、

休めばいいと思い、気が済むまで休ませていました。



学校を休み始めたら、先生の方が心配して下さって、

わけをもう一度伝えると、校内で相談してくれて、

「娘に対しては、特別に兄と二人での
集団登校という形でも良し!」

というお返事をいただきました。



「はじめからそうしてくれればいいのに…」

と正直、内心思いましたが(笑)

まさかそこまで娘がストレスを感じていたとは

先生も思わなかったんでしょうね。



学校側からしてみたら、集団の在り方を学ぶことも

社会に出ていくうえでは大切なことなんでしょうね。


でもそれよりもなによりも、
安心して毎日を過ごせることの方が

繊細な子どもにとっては最優先です。


集団登校の形が、兄と二人になったら、
娘の不安も解消されて、

学校へ行けるようになりました。


一つ一つのことに対して
こんな感じでひっかかってしまうので、

繊細ちゃんは学校生活が本当に大変です。


でも、親が心からサポートして、
理解のある先生に巡り合えたら

きっと大丈夫です。


安心できる環境が整えば、うまく乗り越えていけます。


安心して取り組める環境がありさえすれば、

ほうっておいても自然に頑張りたいと思っているのが

HSCの子どもたちです。


決して急がないで、その子のペースをゆっくり守って

育ててあげてくださいね。


人生という長いマラソンレースは、こんなやり方で

着実に一歩一歩ゆっくり歩いていけばいいんだよ~

ということを教えてあげるのが、

HSCの子にとっては
安心できる方法なんだと思います。






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カウンセラー 蒼井美香