セッションに初めていらっしゃる
お客さまは、結構な確率で、
「プログレスの新月(以下P新月)」の
前後であることが多いです。
最近特にその傾向が目立つので、
少々マニアック内容ですが、書いてみます。
だって、
このプログレス(P)の新月って、
ほぼ30年に1度しか、回ってこないんですよ!
それなのに、このところ
いらっしゃる方の半数近くが、そうなのです。
ご自身の潜在意識が
「変化の時」をキャッチして、
今後の方向性を確認したくなるのだろうと、感じます。
***
西洋占星術の技法として、
出生のホロスコープを
ある一定の法則(生まれて20日目の天体図を
20歳時の気持ちの在り様と対応させる、など)
にしたがって「進行」させる
「進行法」という観方があります。
詳しくは割愛しますが、
「意識変化やその時々のテーマ」
「コトの起こるタイミング」など、
その方だけに起きてくる変化や、
そのタイミングを観ることができます。
「進行の太陽」と
「進行の月」が重なるのが
プログレスの新月(P新月)です。
人により、生まれの太陽と月の配置は
千差万別なので、いつ、どのサインで起きるかは、
個人のホロスコープを拝見しないとわかりません。
***
P新月の意味は、
毎月の新月の意味に、準じます。
ひと月に1度の新月は、
太陽の意志が月に産みつけられて、
新しいテーマが始まるタイミングです。
そう。
それに倣えば、
プログレスの新月は、
その方が30年スパンで取り組む、
人生テーマのスタートなのです。
新しいテーマがどんなテーマかは、
太陽と月が重なる新月部分のサインやハウス、
サビアン(1度ずつに詠まれた一行詩)などから、
読み取ります。
*****
私自身がプログレスの新月で、
人生が大きく切り替わっています。
私のP新月は、
最初は1975年5月、次は2005年2月でした。
9歳と39歳です。
9歳の時のP新月は、山羊座の数え1度で、
39歳のときは、水瓶座の2度で起こりました。
サインへの入室を高らかに宣言する1度。
山羊座1度はズバリ
「社会性」がテーマです。
サビアンは「承認を求めるインディアンの酋長」。
組織や集団を仕切る、価値ある人物になるため、
実際行動を始めるという、度数です。
わたしが小学校4年から39歳まで
取り組んだテーマは、ズバリ「社会性の獲得」でした。
それまでなるべく目立たないように
人の影に隠れて、
好きなことだけしていたのです。
それが、小学校4年生のとき、
初めて「集団」というものを意識した。
集団の中のひとりであることを強く感じ、
また、その中でリードを取る体験も、した。
さらには、その快感のようなものも、覚えたんですね。
それは、それまでの
自分の中には全くない感覚で、
世界との関わり方として、
とても新鮮だったことを覚えています。
「自分の外側の世界に対抗する」
という感覚と「快感」。
それは、
P太陽のテーマとP月の気分が揃って、
「社会性の獲得をスタートするのだ!!」
と、意図が発動したことで、
山羊座にあった出生(N)の火星に、
強力なスイッチが入った瞬間でした。
(火星を使うと、ある種の快感が走るのよ。
映画「セーラー服と機関銃」で、
薬師丸ひろ子が機関銃ぶっ放して、
「カ・イ・カ・ン・」って言う、アレ。笑)
(出生図の星は、プログレスやトランジットの星の
タイミングで刺激されて、活性化や進化が起こります。)
そもそも私は、
太陽・月が火のエレメンツで、
社会性や集団性には、
まったく魅力を感じないタイプ。
美意識を表す金星は、
山羊座の表す「社会の枠組み」を
壊し越えていきたい、水瓶座にある。
加えて、太陽と火星には、
水瓶座の支配星である天王星が
ハードに絡んでいますから、
このテーマに取り組まされたこの期間は、
ホントに、「修業期間」だったと思います。
不似合いなことにチャレンジして、
どうにか「人並みの社会性」を学んだ感じ、。
でもそのプログレスの新月から
次のP新月までの期間
(9歳~39歳)の学びが、
(むっちゃ、苦手すぎたし大変だったよ(´;ω;`)ウッ…)
今の自分の土台になっていることをヒシヒシと感じる。
この期間、
苦手だからと、
学校や子育てやママ友や
PTAやパート仕事から逃げてたら、
かなり残念で、
ヤバい中年期になっていたかと思われます。
その期間の混乱や葛藤は、宝です。
人生に、無駄なことはないんですよね。
そして、
39歳からの新しいテーマのP新月は、
水瓶座2度「予期しなかった嵐(雷雨)」
ええ。ええ。
嵐でしたとも!!
・・・・遠い目。
ローカルで閉じた社会を表す
山羊座に反して、水瓶座は、
普遍的な場所で通じる理念を求めます。
水瓶座2度は、
それまでの安定した社会的立場を壊す、
という突き抜け度数なんですね。(汗)
P新月の1年前に、
P太陽は一足先に水瓶座1度に
入ったわけですが、
このタイミングで、
私は、小さな世界を脱しています。
小さな一戸建てを買って、
暗黙の了解が横行し縛りのきつかった
「社宅世界」から逃げ出しました。笑
そう
「ママ友文化」から離れて、
本来的な自分の人生を創ろうと
試行錯誤を始めたところで、
水瓶座2度の「嵐」での新月。
雷と雨に打たれて、
波に飲まれて溺れ、
(うつ病になって)
でもそこから、
今へ続く旅が始まりました。
占星術や
スピリチュアルなことを
深く勉強するようになったのは、
このタイミングからです。
それまでは、
梅干しも味噌も、
お菓子もパンもおせちも、
ぜんぶ手作りして、
リビングを磨き上げるのが、
大好きなシゴトでした。
今思うと、
P太陽・山羊座の表す
「型にはまった正しい妻・母のカタチ」を
理想としていたのかもしれません。
そこから10年。
あと5年で、
このテーマの完成のP満月となります。
***
P太陽は、1年で1度進みます。
P月は、1年で12~3度進みます。
その新月の前後に、体内時計は、
「今までと違うテーマ」への変換の必要を感じて、
ソワソワと落ち着かなくなります。
P新月前の1~2年くらいは、やる気が出なかったり、
どうすればいいのか途方に暮れたような気持ちにもなります。
ーーーーーーーーーー
P新月以外でも、
「終わりを迎えて、次が始まる」
大きな切り替わりのタイミングはあります。
(P月のアセンダント越え、P太陽のサイン越え、
T土星以遠の星のネイタルへのハードアスペクト、etc)
それらをみなさま、
どこかで体感していていらっしゃるのが、
すごいなあ、、、と、いつも心から思うのです。
ソワソワやザワザワや
居てもたってもいられない焦燥感は、
今までとは違うあなたの可能性が、
出現する前触れなのかもしれません。
***
人間は、進化や文化と引き換えに、
たくさんの能力を失ってしまいましたが、
その能力は、身体のどこかに眠っています。
スピリチュアルな能力と言われるものも、
特別なものではなくて、
誰もが潜在的に持っているものです。
ザワザワソワソワするのだって、その能力です。
「このままで、いいの?」って、
深いところから、教えてくれているのかも。
次の私のプログレスの新月は、
2034年12月、69歳ですわよ。
魚座の数え2度
「ハンターから隠れるリス」で起こります。
人生の最後のテーマが魚座とはタイムリー。
わたしは、ネイタル土星も魚座なので、
人生後半は、魚座要素が強まっていくと思われまする。
人生にはいろいろな時期があって、面白い。
それがわかるのは、
終わりを意識できる、40代以降ですよね。
最後までを見通して、
やり遂げたいことを見直す。
この世界を去るときに、
「面白かった!ありがとう♡」と
言えるように。
みなさんも、長い人生のうち、
「今はどんな時期なんだろ」と
ふと感じることがあったら、
是非、確認しにきてくださいね。
数十種のパターン分けされた
「占い」とは違い、
占星術は、
ひとりひとりまったく違う個性の、
繊細で複雑な、
タイミングを観ることができます。
・。・゜★・。・。☆・゜・・。・゜★・。・。☆・。・
お客さまは、結構な確率で、
「プログレスの新月(以下P新月)」の
前後であることが多いです。
最近特にその傾向が目立つので、
少々マニアック内容ですが、書いてみます。
だって、
このプログレス(P)の新月って、
ほぼ30年に1度しか、回ってこないんですよ!
それなのに、このところ
いらっしゃる方の半数近くが、そうなのです。
ご自身の潜在意識が
「変化の時」をキャッチして、
今後の方向性を確認したくなるのだろうと、感じます。
***
西洋占星術の技法として、
出生のホロスコープを
ある一定の法則(生まれて20日目の天体図を
20歳時の気持ちの在り様と対応させる、など)
にしたがって「進行」させる
「進行法」という観方があります。
詳しくは割愛しますが、
「意識変化やその時々のテーマ」
「コトの起こるタイミング」など、
その方だけに起きてくる変化や、
そのタイミングを観ることができます。
「進行の太陽」と
「進行の月」が重なるのが
プログレスの新月(P新月)です。
人により、生まれの太陽と月の配置は
千差万別なので、いつ、どのサインで起きるかは、
個人のホロスコープを拝見しないとわかりません。
***
P新月の意味は、
毎月の新月の意味に、準じます。
ひと月に1度の新月は、
太陽の意志が月に産みつけられて、
新しいテーマが始まるタイミングです。
そう。
それに倣えば、
プログレスの新月は、
その方が30年スパンで取り組む、
人生テーマのスタートなのです。
新しいテーマがどんなテーマかは、
太陽と月が重なる新月部分のサインやハウス、
サビアン(1度ずつに詠まれた一行詩)などから、
読み取ります。
*****
私自身がプログレスの新月で、
人生が大きく切り替わっています。
私のP新月は、
最初は1975年5月、次は2005年2月でした。
9歳と39歳です。
9歳の時のP新月は、山羊座の数え1度で、
39歳のときは、水瓶座の2度で起こりました。
サインへの入室を高らかに宣言する1度。
山羊座1度はズバリ
「社会性」がテーマです。
サビアンは「承認を求めるインディアンの酋長」。
組織や集団を仕切る、価値ある人物になるため、
実際行動を始めるという、度数です。
わたしが小学校4年から39歳まで
取り組んだテーマは、ズバリ「社会性の獲得」でした。
それまでなるべく目立たないように
人の影に隠れて、
好きなことだけしていたのです。
それが、小学校4年生のとき、
初めて「集団」というものを意識した。
集団の中のひとりであることを強く感じ、
また、その中でリードを取る体験も、した。
さらには、その快感のようなものも、覚えたんですね。
それは、それまでの
自分の中には全くない感覚で、
世界との関わり方として、
とても新鮮だったことを覚えています。
「自分の外側の世界に対抗する」
という感覚と「快感」。
それは、
P太陽のテーマとP月の気分が揃って、
「社会性の獲得をスタートするのだ!!」
と、意図が発動したことで、
山羊座にあった出生(N)の火星に、
強力なスイッチが入った瞬間でした。
(火星を使うと、ある種の快感が走るのよ。
映画「セーラー服と機関銃」で、
薬師丸ひろ子が機関銃ぶっ放して、
「カ・イ・カ・ン・」って言う、アレ。笑)
(出生図の星は、プログレスやトランジットの星の
タイミングで刺激されて、活性化や進化が起こります。)
そもそも私は、
太陽・月が火のエレメンツで、
社会性や集団性には、
まったく魅力を感じないタイプ。
美意識を表す金星は、
山羊座の表す「社会の枠組み」を
壊し越えていきたい、水瓶座にある。
加えて、太陽と火星には、
水瓶座の支配星である天王星が
ハードに絡んでいますから、
このテーマに取り組まされたこの期間は、
ホントに、「修業期間」だったと思います。
不似合いなことにチャレンジして、
どうにか「人並みの社会性」を学んだ感じ、。
でもそのプログレスの新月から
次のP新月までの期間
(9歳~39歳)の学びが、
(むっちゃ、苦手すぎたし大変だったよ(´;ω;`)ウッ…)
今の自分の土台になっていることをヒシヒシと感じる。
この期間、
苦手だからと、
学校や子育てやママ友や
PTAやパート仕事から逃げてたら、
かなり残念で、
ヤバい中年期になっていたかと思われます。
その期間の混乱や葛藤は、宝です。
人生に、無駄なことはないんですよね。
そして、
39歳からの新しいテーマのP新月は、
水瓶座2度「予期しなかった嵐(雷雨)」
ええ。ええ。
嵐でしたとも!!
・・・・遠い目。
ローカルで閉じた社会を表す
山羊座に反して、水瓶座は、
普遍的な場所で通じる理念を求めます。
水瓶座2度は、
それまでの安定した社会的立場を壊す、
という突き抜け度数なんですね。(汗)
P新月の1年前に、
P太陽は一足先に水瓶座1度に
入ったわけですが、
このタイミングで、
私は、小さな世界を脱しています。
小さな一戸建てを買って、
暗黙の了解が横行し縛りのきつかった
「社宅世界」から逃げ出しました。笑
そう
「ママ友文化」から離れて、
本来的な自分の人生を創ろうと
試行錯誤を始めたところで、
水瓶座2度の「嵐」での新月。
雷と雨に打たれて、
波に飲まれて溺れ、
(うつ病になって)
でもそこから、
今へ続く旅が始まりました。
占星術や
スピリチュアルなことを
深く勉強するようになったのは、
このタイミングからです。
それまでは、
梅干しも味噌も、
お菓子もパンもおせちも、
ぜんぶ手作りして、
リビングを磨き上げるのが、
大好きなシゴトでした。
今思うと、
P太陽・山羊座の表す
「型にはまった正しい妻・母のカタチ」を
理想としていたのかもしれません。
そこから10年。
あと5年で、
このテーマの完成のP満月となります。
***
P太陽は、1年で1度進みます。
P月は、1年で12~3度進みます。
その新月の前後に、体内時計は、
「今までと違うテーマ」への変換の必要を感じて、
ソワソワと落ち着かなくなります。
P新月前の1~2年くらいは、やる気が出なかったり、
どうすればいいのか途方に暮れたような気持ちにもなります。
ーーーーーーーーーー
P新月以外でも、
「終わりを迎えて、次が始まる」
大きな切り替わりのタイミングはあります。
(P月のアセンダント越え、P太陽のサイン越え、
T土星以遠の星のネイタルへのハードアスペクト、etc)
それらをみなさま、
どこかで体感していていらっしゃるのが、
すごいなあ、、、と、いつも心から思うのです。
ソワソワやザワザワや
居てもたってもいられない焦燥感は、
今までとは違うあなたの可能性が、
出現する前触れなのかもしれません。
***
人間は、進化や文化と引き換えに、
たくさんの能力を失ってしまいましたが、
その能力は、身体のどこかに眠っています。
スピリチュアルな能力と言われるものも、
特別なものではなくて、
誰もが潜在的に持っているものです。
ザワザワソワソワするのだって、その能力です。
「このままで、いいの?」って、
深いところから、教えてくれているのかも。
次の私のプログレスの新月は、
2034年12月、69歳ですわよ。
魚座の数え2度
「ハンターから隠れるリス」で起こります。
人生の最後のテーマが魚座とはタイムリー。
わたしは、ネイタル土星も魚座なので、
人生後半は、魚座要素が強まっていくと思われまする。
人生にはいろいろな時期があって、面白い。
それがわかるのは、
終わりを意識できる、40代以降ですよね。
最後までを見通して、
やり遂げたいことを見直す。
この世界を去るときに、
「面白かった!ありがとう♡」と
言えるように。
みなさんも、長い人生のうち、
「今はどんな時期なんだろ」と
ふと感じることがあったら、
是非、確認しにきてくださいね。
数十種のパターン分けされた
「占い」とは違い、
占星術は、
ひとりひとりまったく違う個性の、
繊細で複雑な、
タイミングを観ることができます。
・。・゜★・。・。☆・゜・・。・゜★・。・。☆・。・
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