「会社の歯車にはなりたくない」

昔、よくそんな言葉を耳にしました。
多くは、会社という組織に組み込まれ、パーツとして働くという、ネガティブな意味に歯車は使われてきました。

しかし、本当にそうでしょうか?

車でいうと、エンジンの力を歯車が的確に伝えることで動きます。
歯車は一見、受動的に見えますが、会社を動かすうえで、なくてはならない存在です。


ある機構にとって重要な役割を果たす歯車。
滑らかで、摩耗せず、静かに回り続けることでその役割を全うします。



昨日、歯車をいただきました。
真鍮の金色に輝く歯車です。
いただいたのは有限会社藤橋歯車鉄工所様。創業からなんと130年近い福島の老舗企業です。
http://www.100nen-keiei-no-kai.jp/members/R33/index.html




今年から福島県鉄工機械工業協同組合様から委託され、「福島モノづくりブランド構築研究会」の指導員に着任しました。
震災復興のために、地域のモノづくりの今後を考え、尽力している方々がいます。



昨年、重篤な病気を患いリスタートを切った私が、被災地復興のためにできることを考え、行動していく。
私はその方々の歯車になって働かせていただきたい。
今の私の偽らざる気持ちです。