さて、今週のamebloのTBステーションのテーマは「キャリア・チェンジ」だというので、ちょっと書いてみようと思います(一応、キャリア・コンサルタントの資格ホルダーですからね)。

 現在、「キャリア」というと、狭義のキャリアの意味である「職業・職務・職歴」としてだけ語られることが多いです。しかし広義のキャリアには、「生涯発達し、変化し続ける個人の人生とその表現の仕方」まで含まれます。
 「やりたい仕事」が生涯変わらない、という保証はどこにもありません。村上 龍の「13歳のハローワーク」がいまだに売れ続けていますが、仮に13歳の時点で(あるいは18歳、22歳の時点で)「やりたい仕事」が見つけられたとしても、30歳のとき、あるいは40歳のときにもそれが「やりたい仕事」であるとは限りません。
 
 むしろ、「やりたい仕事」とは生涯をかけて探し続けるものであり、それが「キャリアデザイン」の大切な一部だと思います。


 かくいう私も来年、実は大学院を目指そうと画策しております。私は美大の出身で、かなり特殊な教育しか受けてきませんでした(いや、それはそれで人との差別化を図る上で非常に役立っているのですが)。
 長いこと働いて来て、その中でむくむくと興味が湧いてきた社会学的なアカデミックな勉強をもう一度、したくなったのです。そしてそれがまた長い目で見ると職業的な厚みの付加価値となるのでは、とも思っています。
 これを人は「キャリア・チェンジ」と呼ぶかもしれません。でも私にとっては「生涯をデザインし続けるわずか一コマ」としてしか考えていません。


 私のキャリアに対する考え方は、以下のサイトに結構マジメに書いてあります。よろしかったらどうぞご覧下さいませ。
http://kurashi.hi-ho.ne.jp/kurashifile/index.html