モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツアーガイド兼業遊牧民です。
日曜日( って昨日のことですけど)に行われた地元エルデネソムの草競馬のあとは、20:30から自宅ゲルにて、TVのオリンピック中継にがっつく。そんな日曜日でした。

エルデネソムでの競馬は舗装道路から300mほど離れて平行に伸びている直線轍道路沿いを走ります。
今回のスポンサーは文化教育大学(ソユルエルデム大学)で、日本の乗馬クラブの子供たちも騎手として参加する、ということで、安全のために車やバイクでのレース並走は禁じられていたので、なんかとおおおおくから撮った写真しかなくって、しかもそれが昔のキャノンのKISS XというメモリーカードがでっかいタイプでどうやってPCに読み込ませればいいのか(ケーブルなくしちゃった)ため、しばしお預け状態なのです。

まぁ、そんなこんななわけですが、毎年恒例の8月12日前後に極大期を迎えるペルセウス座流星群。
今年もビュンビュン飛んでいましたよ。

8月11日(土曜日)に草原にトゥナモタ(ソートンの息子 生後3ヶ月)を連れて帰ってきた日は、夕方からずーっと曇ってて(というかむしろ、軽く雨)夜空は期待できなかったはずだったのですが、12日(日曜日)の草競馬のスタートがよくわからん、ということで、レース会場での移動用(+騎手が決まっていなかったため、子供によっては、出発地点まで出走馬の付き添いをするシャペロン用)の馬を朝6時くらいに自宅草原から出発させることになり、まぁ、その準備のために、なんだかんだと朝3時半くらいから我が家はバタバタしていたのでした。
そのため、私もいつもの牛の乳搾りよりもちょいと早めに起床。
8月も中旬ともなると夜明けが遅くなるので、3時半とかは真っ暗。といっても下弦の月が冷たく、明るく光っているので、懐中電灯などなくてもトイレまでひょいひょい歩けてしまいます。

トイレの用足しをしながら、見上げた空からビュンビュン降ってくる流れ星。
あー、そっかーーー。
とやっとペルセウス座流星群のことを思い出したのでした。

朝の乳搾りは最近はちょっぴり遅くて5時半から6時くらいの間なので、二度寝したわけですが、まぁ、そのあとも、やっぱりビュンビュン降っていたんだと思います。

まぁ、星空も月夜もすごく綺麗だった12日ですが、その後、ものすごい濃厚な霧となり、なんと、シャペロン用の馬を連れて先行したバチカおじさんはまさかの「迷子」に。
うちからソムの会場まで約25km。
いくつかの峠を超えるのですが、舗装道路があまりにもしっかりした舗装道路(それもそのはず、日本の無償援助で作られた東部幹線道路の一部なのです)ゆえ、馬が滑ったりしてはいかん、とショートカットコースの森の中をつっきるコースをとったらしいのですが、これがまた大失敗。
ホワイトアウトは吹雪じゃなくても起こるんですね。
実は私も真冬の濃霧の中で、羊の放牧をしててあわやの遭難事故!という命カラガラな体験をしているのですが、自分が上がってるんだか、下がってるんだか、標高差の相対値も全然わからなくなるだけでなく、太陽の方向もわからなくなるし、モンゴルのカラマツってイマイチ方向を見定めづらいんですよね。

でいつものバチカおじさんなら、1時間から2時間程度で軽く移動できてしまうエルデネソムまでの道のりを、霧が晴れるのをまっての停滞などがあり、本人いわく「結構、スリル満点だった」とのこと。

そんな感じだった12日も太陽がてり始めたら、濃霧が嘘のようなどピーカンに。
まさにナーダム日和でありました。

でもね、不思議ですよね。
日中は綺麗に晴れ渡ってたのに、日暮れ頃からまた雨が降りだしてしまいました。
おまけに、オリンピックでは、金メダルがかかったボクシングの試合(キューバVSモンゴル)は第3Rでグタグタにモンゴルが体力消耗で崩れてしまい負けちゃったし。

もう、せっかくの極大期だけど、星空どころじゃないやー、とやっぱり11時くらいに就寝。


といいつつ、、、やっぱり気になって起きちゃいました、朝3時。
そしたら、、、すっごいすっごい星空なのです。
月の出もやや遅くなり、月あかりに邪魔されず、満点の星空です。
近眼&乱視のはずの私の裸眼でも人工衛星がのたのたと天空を移動しているのが見えます。
そして、ビュンビュンビューーンとすごい長くて明るい光の尾で暗闇を引き裂くような流れ星が縦横無尽に走っているのです。

すごいなー。
東の空にはオリオン座が登りかかっています。
ペルセウス座がどこにあるのか?ってよくわからないくらいのすさまじい数の星の合間を縫うようにあっちゃらこっちゃらで流れる流れ星。

さすがペルセウス座!さすが極大期!!

極大期の前後1日ぐらいまでが流星群のピークだそうですが、我が家みたいに空気が綺麗で邪魔になる光源が少ない環境だと、極大期前後1週間くらいは流れ星とか天体ショーが楽しめます。

というわけで、金曜日からのお泊り乗馬、まだまだ受付中ですよ。
この星空を独り占めするのはもったいなさすぎる、と思ったので、募集Againしてみました。

17-18日の1泊2日でも、17-19日までの2泊3日でも、19日日帰りだけでも、18-19日でも、まだまだ受け付けられます。


詳細のご案内はコチラまで 
17-18日の1泊2日乗馬のご案内:http://ameblo.jp/mongolnomad0/entry-11322123288.html


19日の日帰り乗馬のご案内:http://ameblo.jp/mongolnomad0/entry-11322789548.html

一応天気予報だと、そんなに悪くないお天気みたいです。
プライベートで楽しめて、私がご案内させていただける8月の乗馬プログラムは今年は今週末が最後となります。

荷物が多くなるよ!と叱られそうですが、星空鑑賞用の折りたたみ椅子(SONYのハイビジョンテレビ「ブラビア」のCM撮影のときにクライアント様用にご用意させていただいた座ったまま星空が眺められるリラックス仕様)を持っていこうと思います。

ふたご座とか獅子座とかりゅう座とか(これは去年突発的だったらしいけど)今年も北半球で流星群がいっぱい見られるみたいだけど、夏場に楽しめる流星群ショーのメインイベントはやっぱりペルセウス座でしょう!

というわけで、お待ちしております。
また、もう既にお申し込みいただいたお客様、楽しみにしていてくださいね!

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