バーナンキ発言の真意は? | FPのマネーセミナー

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昨日のNY市場は、中国の3年半ぶりの利下げで大幅上昇かと思いましたが、


NYダウ 12,460.96ドル(+46.17ドル)

ナスダック 2831.02(ー0.14)

S&P500 1314.99(-13.70)


結果的にはあまり大きく反応しませんでした。

むしろ昨日注目が集まったのはバーナンキFRB議長の議会証言でした。


追加金融緩和についての発言は、

「追加行動が必要だとわれわれが決定した場合、当然どういった行動もしくはコミュニケーションが適切かを決める必要がある」とし、「われわれには検討可能な選択肢がある」


結局この発言が、追加金融緩和について踏み込まなかったということでマーケットは失望。

失望するほどの発言ではない思うのですが。。。


ただ6日にFRBのイエレン副議長が、

「景気回復が十分な速度で進みそうもなく、下ぶれリスクが著しく大きいと判断した場合は更なる緩和策の用意がある」

とかなり踏み込んだ発言しただけに、バーナンキ発言への期待が高まった事も影響しているのかもしれません。


6日のドラギECB総裁の発言は好感され、7日のバーナンキFRB議長の発言は失望を買う。

中央銀行のトップの発言が明暗分かれる形となりました。


しかし本当のクライマックスであるギリシャの総選挙まであと9日。

この結果を受けての各中央銀行の動きこそが、真の評価となります。