■出版関連
ブログの内容が本になりました。
2012年11月12日に発売決定!
サヨナラ!操作された「お金と民主主義」。なるほど!マネーの構造が良く分かった 成甲書房 1,785円
偽り・自由・平等・友愛=偽りに基づく民主主義の原理
真理・自由・平等・友愛=真理に基づく民主主義の原理
【民主主義は正しい情報を市民が共有していることを前提にしている。大多数が正しい情報を共有できない状況では、民主主義は騙す勢力のファシズムへと変貌するのである。】
【参考リンク】■テーマ 真理・自由・平等・友愛について
徳間書店から1月12日発売
アマゾン・ランキング「一般・投資読み物」部門 第1位
徳間書店から内容紹介の転載
「家計崩壊が深刻化する日本。暴走する金融資本と、お金の創造者・中央銀行。一握りの超富豪・お金の支配者はますます肥え太り大儲け。翻弄される家計の現状と対策を掲載。複雑怪奇に見える金融システムが、ひと目でわかる超図解・解説。こんなに簡単に読める金融の本は今まで見たことがない!」
<リンク>頂いた書評の一覧
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このブログを基にした本の出版が決定
このブログの記事(2008年4月~2012年1月)と主旨をまとめた本が出版されることになりました。
サヨナラ!操作された「お金と民主主義」なるほど!「マネーの構造」がよーく分かった
1,785円
成甲書房
2012年11月12日に出版!
「あなたはお金のしくみにこうして騙されている(徳間書店)」 からほぼ2年ぶりの出版になります。
今回の本の特徴は、マネーが作り出している経済システムとともに、民主主義についても説明しています。
こちらのブログで書いてきた現在の民主主義が抱えている問題などを参考にして、マネーの観点から経済と民主主義の問題を書いています。
実感されている方も多いと思いますが、民主主義もまたマネーによって作られているのです。
マネーを支配する者は経済も政治も支配する。これが今までの現実でした。
どのようにすれば、民が主役の社会を実現できるのか?
マネーの根本的な構造について知ることが第一です。
どうして、国民の生活は悪化しているのか?欧州の国々はなぜ破綻寸前なのか?日本経済は破綻するのか?など。
現在のマネーのカラクリと、日本と世界の抱えている矛盾と解決策を、図解入りで説明しています。
関係者の方々の多大なるご協力により、無事に出版の運びとなりました。
感謝!
予約はこちらから。→サヨナラ!操作された「お金と民主主義」 なるほど!「マネーの構造」がよーく分かった
ブログ停止のお知らせ
「真理のある民主主義を目指す経済社会論」の記事の更新はひとまず終了します。
今まで見ていただきありがとうございました。
これからのブログ更新はこちらになります。→「天野統康のブログ 金融システムから見る経済社会論」
劇場型アメリカ民主主義と類似する「ハーバード白熱教室」サンデル教授
以前、NHKで放送され大好評だったマイケルサンデル教授の「ハーバード白熱教室」をこのブログ記事で大絶賛した。
私自身、サンデル教授が来日した時に、講演会の抽選に応募し10倍の倍率の中、当選することが出来、直接体験することが出来た。
<リンク>2010年9月 マイケル・サンデル教授の授業に参加!
その時は、この授業が民主主義をより深めていく有効な手段だと思っていた。
しかし、今、振り返ってみると一つの大きな疑問が出ている。
それは、サンデル教授の授業は、与えるテーマに対して、答える側の選択肢がYESかNOしかないのである。
与えるテーマそのものが正しいかどうかを吟味することを生徒達が行わない。
例えば、先日のテレビの授業で行っていたのは、911の首謀者と一般に思われているビンラディンをアメリカ軍が殺したのは正義か悪か、という設問である。
それに対して、生徒は正義だ!、嫌、悪だ!と討論している。
それを見て、この授業に根本的に欠落したものを感じた。
世界では、911はビンラディンが首謀者では無いと言う多くの声があふれている。しかし、その前提条件の真為を討論させるのではなく、ある情報が無条件に正しいということを前提に、YESかNOかを議論させている。
つまりサンデル教授の授業は、マスコミや学会を支配し情報をコントロールする米国の財界が、取捨選択した情報を国民に与え、それを二大政党制である共和党と民主党がYESかNOかを議論している構図とにている。
ハーバード大学という米国支配システムの最高峰の授業で行っていることは、アメリカを統治するためのエリート教育をエリート達に施していくものなのではないか。
以前、優れた社会分析力のある知人がサンデル教授の授業を、受講生が完全にコントロールされている、と批判していた。
当時はその意味がよく理解できなかった。受講生は自分の意思に基づいて答えを導き出していると思っていたからだ。
権力によって操作される情報の下での民主主義(自由、平等、友愛)を語ったところで、結論は操作する側の望むものにしかならないのである。
偽り・自由・平等・友愛=偽りに基づく民主主義の原理
【民主主義は正しい情報を市民が共有していることを前提にしている。大多数が正しい情報を共有できない状況では、民主主義は騙す勢力のファシズムへと変貌するのである。】
【参考リンク】
■テーマ 真理・自由・平等・友愛について