その保険、どんなときに、いつまで、いくら保障してくれますか? | それゆけ!マネーライフナビ

その保険、どんなときに、いつまで、いくら保障してくれますか?

医療保障に加入していると思ったら、医療保障がついていなかった。。。
これ、私の話です。結婚を機に加入した保険。数年後に何かのタイミングで証書を見ていて気がついたこの事実。私が自分のお金に向き合うキッカケになった出来事でした。


FPとして保険の相談を受けることが多いのですが、多くの人が「保障内容がわからない」とおっしゃいます。それなのに加入している人が多い。で、気になったのがこちらのニュース。


年収300万円未満でも保険加入率79.8% 格差時代の「リスク回避術」

「収入が少ないからこそ、万が一の備えに保険を…」ということらしいのですが、気になったのがこの「保険」とマルっとひとくくりにしてある点。何を保障してくれる保険なのでしょうか?


死亡保障? 医療保障? ガン保障? 介護保障? 女性疾病を保障するもの? 病気を保障するもの? ケガを保障するもの? …


ひとつの保険にひとつの保障なら、どの保障が確保されているのかわかりやすいのでしょうが、多くの保険が組み合わせによって複数の保障がついていることが多く…

だからこそ「保険に安易に加入するのはやめた方がよい」と思うのです。


冒頭で話した私の保険。義理の姉が保険会社に勤めていたということで紹介してもらって入った保険でした。保険のプロにお願いしたのだから、自分に合った保険に加入しているのだろうと安易に考えていた私がオマヌケだったわけです。そして、買ったものを確認しなかったことが問題だったんですよね。


何が欲しいのかもわからず、伝えず、欲しいものが買えるはずがありません。ショッピングで言えば、スカートが欲しいだけだったのにスーツどころかインナーから靴からバックまで買っているようなものです。それも、スカートではなくパンツスーツだったという悲劇。欲しいものは買えていなかった(悲)。さらに家に帰れば同じような靴やバックがもうあったという何重もの悲劇です。


自分が一生懸命働いて稼いだお金。それがあまり多くないのであれば大事に使わないとあっという間になくなってしまいます。そのせいで本当に必要なモノが買えないとしたら…


万が一に備えておくことは大切です。それなのに、万が一に備えられていなかったら悲劇です。


「保険はよくわからない」と言われますが、わからなかったら質問しましょうよ。質問する言葉は簡単です。「この保障って、どんなときに、いつまで、いくら保障されるんですか?」。
3つのキーワード「どんなとき」「いつまで」「いくら」、これを確認して必要かどうかを判断したうえで加入を検討してくださいね。違っていたら、見直しを!