仕事が立て込んじゃって、込み入ったことを書くと論理が飛びそうなので、今日はワンポイントメモ。でも、知っておくと、少し自慢できますよ。


金融機関に勤めている人ならまず知っている言葉(もし金融機関に在籍している方で知らなかったら少しハンセイを!)に、セルサイド、バイサイド、と言う言葉があります。まさに、そのままなのですが、一体どういうわけ方をするのでしょうか?


セルサイドというのは、販売サイド、つまり販売会社のことを呼びます。具体的には、証券会社、投信などを窓口で売る時の銀行、などを指します。バイサイドというのは、購入サイド、つまり金融商品などを買うサイドのことです。最終投資家とも言われ、一般的には機関投資家のことを指します。(個人投資家だってバイサイドなんですがね)


セルサイドに比べて、バイサイドは、1)金融情報をより多くもっている、2)もっている情報の質も高い、3)運用ノウハウも高度、4)インハウスのアナリストの質も一般的にセルサイドより高い、とされています。セルサイドが売り方として、お客様のポートフォリオのすべてを把握できない立場にいるのに対して、バイサイドは、把握しています。しかも、バイサイドには、複数のセルサイドから情報が寄せられるので、恵まれているわけです。


さて、個人投資家の皆さんもバイサイドです。自由に証券会社を選べる立場なのですから、単に手数料の安い、高いだけで選んでいては勿体ない。各証券会社が提供してくれる情報を、もう一度吟味して、上手に使い分けて行きませんか?