何党であるかに関わらず、政治家と国民の目線というか感覚の違いに日々びっくりさせられます。何にびっくりしたかは枚挙にいとまがないのですが、例を挙げると誰のことか(多数の複数ですが)分かってしまうので、控えさせて頂きます。

 シンガポールや北欧では、兼職の国会議員が多いと聞きます。日本とは比べものにならない小さい規模の国ですから(大体日本の一つの県のようなサイズですから)、あまり比べられるものではありませんが、参考にはなると思います。きちんと生業を持って、その中で様々な問題を抱え、対処している人たちが、パートタイムで国会議員を務める。原始的でもあり、繰り返しになりますが日本の規模には合わないかとも思いますが、一概に全否定しなくてもいいのではないでしょうか。どうせ専業政治家の方々だって、国会の出席率はびっくりするほど低い訳ですから。

 官僚はもちろん常勤で専門的な仕事。国会議員も閣僚になればその期間は専業とすべきでしょう。しかし今の国会の議論を見る限りでは、パートタイムの議員でも十分務めることが出来ると思われますし、むしろそちらの方が正しい目線や感覚で議論し、採決できるのではないでしょうか。兼業であれば、どんな地域や業界などの利益を代表している、或いは気にしている・詳しい、なども明らかで、議論の軸もよりクリアになっていいのではないでしょうか。

 まぁしかしなんですね、こんなアイデアが、建設的な意見と云うよりも、やけっぱちの皮肉として云いたくなってしまうところに、今の問題があるのでしょう。なんとかしてぇ~!