富士山ナンバーが、11月4日から交付されるとのことです。これは山梨県と静岡県にまたがる13市町村が対象で、所謂「ご当地ナンバー」のひとつですが、2つの県にまたがるというのが中々画期的です。そして「富士山」と云う響きやイメージがカッコ良くて、どこか可愛くて、正直私もちょっと欲しいと思います。

 しかし思うのですが、富士山ナンバーの試みは歓迎しますが、それより何より、あのデザインは何とかならないものでしょうか。日本のナンバー・プレートのデザインは、先進国の中で最低だと思います。縦横比、色、文字、全てがあまりにもダサい。そしてデザイン上全く自由が認められていません。クルマにとって、デザインはとても重要です。そのクルマに、ベタッと不細工なナンバー・プレートを貼る。これはよろしくない。

 富士山ナンバーが出来るなら、各地のプレートにもっと自由なデザインを認めたらどうでしょう?或いは少なくとも、先進・文化大国として、きちんとデザインし直した方がいいと思うのですが。我が国の工業デザインやグラフィック・デザインの水準は、世界的にもとても高いですから、コンクールでも開けば、きっといいものが出来ると思います。

 以前から思っていたのですが、富士山ナンバーを見て、ふとそんなことを思い出しました。