日立製作所が超小型の非接触型ICチップを開発しました。縦横0.15ミリ、厚さ0.0075ミリという極小のチップで、38桁の通し番号を書き込めるそうです。

 日立は「ミューチップ」と呼ばれる極小非接触型ICチップの小型化に継続的に取り組んでおり、愛・地球博の入場券としても利用されたと同等の動作機能をもつチップに比べて、なんと体積は50分の1以下になるそうです。とても薄いので紙に埋め込むことが容易で、紙幣を含むあらゆる有価証券の偽造防止などに活躍しそうです。

 そしていずれ、人の認識にも使われるようになるのでしょうか?

 病院での赤ん坊の取り違え防止など、いかにも真っ当な利用意義がありそうです。しかし終いにテロ予防とか、公安的な理由で使用されるようにならないでしょうか?

 「西暦○○年、本年より日本で出生する子には全てチップを埋めることとする。」

 ・・・な~んてことになると、これは最早スタートレックのボーグ集合体と同じ状態です。IPv6やWiMAXと組み合わせれば、完全な管理が可能になります。まぁこれらは全て杞憂でしょうが、技術革新は、常に有効な牽制の仕組み(正しいジャーナリズムでしょうか?)が伴っていかなければいけないと思います。