今日は埼玉県民の日です。しかしそのネタは既に書いていました。残念。御興味ある方はこちらを御覧下さい。→2000年11月14日のつぶやき 

 さて、金曜日から週末まで北京におりました。本当は今週の木曜日まで居る予定だったのですが、テロの警告などもあり、予定を切り上げて帰って来ました。中国は行く度に印象が変わるのですが、それだけ大きい国であり、私はいつもその一側面を見ているだけなのでしょう。今回の短い旅で一番印象に残ったのは、テレビ番組です。

 夜、ホテルでカチャカチャとチャンネルをいじっていたのですが、ミリオネアー(フィアナルアンサー?というやつです)風あり、料理の鉄人風あり、24時間テレビ風あり、とビックリしました。勿論全て中国バージョンであり、題名も違うし、恐らく提携もしてないのでしょう。いや、もしかしたら提携しているのかも知れません。提携していないとしたら著作権の問題もあるでしょう。しかし今回のつぶやきの論点はそこではありません。一般のテレビ番組の趣向が、国が違ってもそれ程にまで似ているということです。そもそも日本のテレビ番組はアメリカの番組のコピーが多いと言われています。ミリオネアーは、まさにその一つです。

 人の趣味、感情はそれ程にまで似ているものでしょうか(仮説A)?

 或いは「エンターテイメント」という分野は、ポップス然りですが、それ程民族固有なものではなく、日本人が料理に長けているのと同じように、アメリカ人が長けていて、みんなそれを真似ればいいという類のものなのでしょうか(仮説B)?

 中国の伝統や、建造物などに現れた複雑で精巧な趣味を見ると、どうやら仮説Bの方が正しそうです。民族によって得手不得手があるというのは、当然のようで興味深い気がします。しかしもう少し、例えばエンターテイメントの分野でも、各国の色が大切に育てられてもいいような気がしました。