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昨日発生した台風19号が、本来の10月台風のあるべきコースを進むことが確実になり、本土上陸という意味での台風シーズンが終息を迎えた。もっとも、ジュセリーノとかいうインチキ予言師は、10月26日に日本を巨大台風が襲う、とご託宣を述べているそうだからゆめゆめ油断はならないが(笑)


以前 記事 にした折、チャドクガの幼虫に食い荒らされて丸裸になったた椿の木が、自身存亡の危機に目覚め、新しい芽があちこちに芽生えていると書いたが、その芽が若葉になり力強く自立の道を歩み始めている。写真をよく見ると、葉っぱの形を保ったまま、網目(葉脈)だけを残した乱暴狼藉の残骸があちこちに見受けられる。双眼鏡で確認したが、もうチャドクガの姿は確認できない。毛虫のシーズンも終息したらしい。考えようによっては、毛虫による強制的な世代交代。勿論手抜き管理者の虫のいい論法だけど(笑)


一月もすれば、椿本来の深い緑の葉で覆われ、来年も可憐にして妖艶な乙女椿のピンクの花を咲かせてくれるはず。別にこれといった手入れもしないのに、自身の落ち葉や落下した花房の腐葉土のみで、毎年見事な花を咲かせる、花木草木の持つ自然治癒力の凄さをあらためて思う。その自然が持つ治癒力の、最大にして最強の抵抗勢力が人間であるという事も。


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