秋 | リンパ腫とあたし

リンパ腫とあたし

2013年9月、悪性リンパ腫だと分かり、様々な治療を終え、2015年2月、寛解を迎えました。
経過観察中です。

めっきり秋ですね(^ ^)

風も空も、日の長さも、夏が終わったんだなぁと感じるようになってきました。







9月3日に2回目のセカンドバースデーを無事に迎えて、その日の夜はいろんなことを思い出したり、考えたりしました。



しんどかったなぁと思うけど、それよりも何よりも、今普通に生活できていることが嬉しくて、ちょっとホッとしたりもして、泣けてきちゃいました。



いろいろ思い出してる中で、大好きやった女の教授先生にすごく会いたくなりました。
が、もうこの先生はお世話になってる病院にはおられないので会えません(>_<)



その先生は、主治医でもなかったし、たまに病棟で出会って話したり、回診に来てくれたりだけだったけど、すごく気に掛けて下さっていて。
退院して外来で出会った時には、病院の喫茶店で一緒にコーヒーを飲んだりしました。


先生には再発の不安や、社会復帰への不安、女性としての不安、何より自分に自信がなくなってしまってることなど、自然といっぱい話せました。

いつも先生はじっと目を見て話を聞いてくれて、たまに涙ぐんだりもしてくれてました。



その中で先生が言ってくれた言葉。





「あさみちゃんは、入院中もずっと前向きに頑張ろうとしてたよね。
必死に耐えて、乗り越えたよね。
笑おうとしてたよね。
私はあなたを素晴らしいと思います。
だから胸張って生きて欲しい。」


 



細かい言葉は違うかもですが、こんなふうに言ってくれました。

嬉しかった。 
本当に力が出ました。






自分が治療中の時は、何もかも失った気になったり、世間から遅れをとった気になったり、何もできひん無力な気がしたり。
自分を認めてあげられへんかった。 


でも、今その当時の自分を思い出したり、周りで今も病気と闘ってる方がいたり、ブログを読んだりして思うんです。


本当に素晴らしいんじゃないかって。




痛いし苦しいし、自分のいやな感情とか、やりようのない悔しさとか、いろんなものが次から次へとやってきて、もがいてもがいて。

それでも自分のため、愛する人のために生きようと必死に耐えて、その上で、まだ周りの気持ちが嬉しくて、思いやって、時には気持ちを飲み込んだり。



そうやって、生きようとして。
生きたくて耐えて。



とても純粋にまっすぐなんだと思います。
すごいパワーなんだと思います。
そして愛と感謝がいっぱい溢れています。








小林麻央さんの書いていた、
「ガンの陰に隠れないで」みたいに、ほんとに強く生きたと胸を張れる女性でいたいと思います。



そして今も病気と闘う方や、その周りの人たちが、1日も早く安心の笑顔でいられるようになりますように…。