一人旅を楽しむ | 小山田モナ 人生(たび)の地図

思い返せば、四年前から、私は一人旅をしている。

自分だけの感性を頼りに、今この時、自覚している限りの行く場所を決め、今この時にすることはこれ、と決めて、一人黙々とこなしている。


一人旅ゆえに、頼りになるのは自分だけだ。時々、不思議なことに、有り難くも道先案内人が現れ、私を導いてくれる。


「今、世の中の一般論はおかしなことになっているから、それを信じないこと。あなたが思うこと、考えたことを信じて進みなさい」

そうご教示下さった知る人ぞ知る方。


「素敵な人生(旅)を送ってますねぇ‼」

と言って下さる大先輩の方。


「変わらない人は変わらないよ」

と、先に進みなさいと背中を押して下さる方。


私の学ぶ姿勢に、

「それは大切なことだから、励みなさい。そこから人との繋がりができるから」

と、激励して下さる方。


道に迷うと、「あ、それはこっちだよ」と教えて下さる方。


人生において、到達先はどこか?と迷う時、だいたいは、既に判っているのに、どこかで「自分がそんな…」といった、自分に対する不信感が邪魔をしているものなのだろう。だから「できるんだよ」を、自分に証明してみせる。自分が一番納得しやすいカタチで。

その方法は、人それぞれ違うんだろうと思う。その方法が解らなくて、同じ場所をグルグルしてもしまいがちで。

逆に、その方法が解れば、話は早い。

それをするだけだから。大概、自分が苦手意識を持っているものの中にある(笑)

「あ〜あ、解っちゃった」と、観念して進むか、同じ場所をグルグルするか、選択するのは自分だ。


1つ気をつけたいのは、同じ場所をグルグルしている時、他人に対する批判や非難、不平不満が出てくることだ。実は、それは投影で、自分自身に対するそれなのだ。

そして、先に進む時ですよ、のサインなのだ。

そのサインを見て見ぬふりをしていると、ムクムクと湧き上がるのが、不平不満、他人への批判、非難なのだろうと思う。


本来、進む方向に向かっていると、不思議なことに、道先案内人が現れる。

もちろん、どの道を通っても、辿り着きたい場所が明確なら、いつかは辿り着けるのだろう。本当に、それが明確なら。

又、その辿り着きたい場所が、自分でも圧倒されるような場所だと、やはり躊躇するし、それを目指せる自分を創っていく必要がある(と、私自身は考える)。


結局、自分の性質を知り、その性質に合わせて、やり方を決めていくのが、遠回りに見えて近道になるのではないだろうか。


そんなこともつらつら考えることができるのも、一人旅の醍醐味だ。