今回の清水組の一人、妻持ちの男性役者が「ぜひ観て!」と
薦めてくれた香港映画「ラウ"ソング」を借りて観ました。
夢いっぱいに都会に出てきた男女が10年の時をかけて織り成す
レオン・ライ、マギー・チャン主演の物語。
それぞれの個性が立っていて、とても味わい深いストーリーで
した。
私たち日本人にも馴染みの深いテレサ・テンの曲が全編に流れ
この物語のキーのようになっているのも共感できた原因の一つ
でしょうか、はたまた・・
なんとも言葉には表現できない、でも「こういうことってあるし、
じゃ、どうすればよかったのかって言われると判らない」という
状況の中での人間関係と恋愛模様。
観ていて、やっぱり人を好きになるって理屈じゃないよね、、と
改めて思いました。
観ているこちらの感情をそんなふうにえぐり返してくる恋愛映画
ってすごいな、と思います。
全編それほど激しくなく、淡々と流れていくのですが、それだけ
に後の揺れ返しが途切れることなく、今も心の中、波打っており
ます。。
人を恋う気持ち、忘れたくない!と再確認させてくれた映画で
ございました