連鎖反応 | 小山田モナ 人生(たび)の地図

ときどき、うっかり忘れていて、ぞっとすることがある。


たとえば、自分が苦い想いをしていたら「心が近い人」も同じ

体験をしていることがある。

しばらくぶりに会ってゆっくり話す機会があると、自分が体験

した事や感情と全く同じ内容の体験を聞かされる・・


そんな事が過去何度もあった。


その度に自分自身の「幸せでいることの責任

を感じてしまう。


全く違う環境に生まれ育ち、生活を送ってきてふと何かの縁

で知り合い、お互い仲良くしようとも思っていないのに自然と

惹き合い、滅多に会わないのに会うと心の近さを実感できる

人・・

そういう人とは体験することもよく似ているのだ。


偶然にしては偶然が過ぎるくらい・・


そんな時、「連鎖反応」って言葉がふっと浮かぶ。


しかも、良いことより悪いことの方が連鎖しやすいような気が

する。

そんな事があると、ぞっとし「しまった・・」と思う。

つい、うっかり忘れていた自分を愚かしく思う。


そして、心の近い友の苦しんでいる姿に自分の苦悩が重なり

自分が選択した出来事が自分をどんなに苦しめたかを知る。


この連鎖の恐ろしさを体感すると、

その友が幸せな選択をしてくれる事を切に願いながら、自分

自身が幸せな選択することを決意する。


幸せになることは自分や周りに対する

義務


なんだ、と。


しかし、なぜこんな重大な事をうっかり忘れてしまうんだろう。


振り返ってみると、人生に起こる出来事は、抗えない力が働い

ている・・としか言い様がない。

気がついたら渦の中にいて、それが自分を幸せに導く出来事

なのかどうか考える余裕もない。


抗えない・・・


だとしたら、出来事の終わりにどんな気持ちになろうとも、その

瞬間、瞬間に幸せを実感することが大事なのかもしれない。

自分の精一杯を自分のために。。


間違っても誰かのために・・とは思わない。

誰かに何かをする時は、「自分がしたいからするんでしょ?」と

自分に確認してから何かをしたらいい。


そんな確認をしながら行動の選択をしていけば、そのうち良い

連鎖反応ばかりが起こるようになるかもしれないニコニコ