大阪府と入れ墨と | ナナイロウサギ

ナナイロウサギ

解離性同一性障害(旧多重人格障害)を持ちながらナースやってます。
2005.8~2010.11.28『依存少女』からアメブロに完全移転し『ナナイロウサギ』として開始しました。
2013年8月29日ディズニーアンバサダーホテルにてFTW挙げました。
2019年男の子を出産しました。

一部ニュースとなっているけど、大阪府が府の職員対象に『入れ墨の有無(部位も)』を調べるアンケートをとったのは先日のこと。
この時、府の教育委員会ではアンケート実施に対する反対意見が多かったことから、教育委員会関係を除いた全職員対象に実施されていました。
結果。
約100人を超える職員が入れ墨を入れていると回答したそうで、対応策として服務規定の変更や配置転換を検討しているとのこと。
は?ナナイロウサギ-ファイル0076.gif
中々難しい問題。
難しい、世間一般論、差別と区別、そういうところを考えた上で書きますナナイロウサギ-ファイル0102.gifハナっからアンチ入れ墨、タトゥーな人は読んだら不快かも。
ずっとブログ読んでくれている人は知っていると思うけど、うさは入れ墨を入れています。
刺青と書かせていただこう、この方が耽美的なので。
普段人の目には触れにくい部位に500円玉二個分くらいの大きさのものです。
来年で入れて10年。
色々な想いで入れました。
この10年間、刺青を入れて後悔したことは二度だけです。
それはおかーぽんに話して泣かれた時と、結局おとーぽんには話せなかったままになってしまったこと。
おかーぽんに話した時は、入れたことよりも、その時うさがどんな想いで入れたのかに対して泣かれてしまったんだよね。
「折角それだけの想いがあって入れたんだから、大切にしなさい。」って言われて、でも「お父さんには言わないでね、ショックだろうから。」とも言われた。
それで言わずに送ってしまったんだけどね。
刺青を入れる時、リスクは色々と考えたよ。
まず一般的に公共で肌を見せる場所、スーパー銭湯やプールなどの利用は制限がかかってしまうこと。
仕事も選ばなければならない時が来るかもしれないこと。
友達や恋人など、この先出会う人達との関係性に影響してしまうかもしれないこと。
そしてあまり知られていないけど、MRI検査が受けられなくなってしまうこと。(刺青の色に金属が含まれるために、機械の磁気と反応を起こして火傷になってしまうため)
でもね、それでも入れたし、入れて生き方も変えられたし、極端かもしれないけど、入れなかったら生きてなかったと思う。
そのくらいの気持ちで入れたから、うさは例え今回の大阪のように職場の服務規定で刺青が制限されたとしたら辞めて、問題ない仕事や働き方を探すつもり。
勿論全員が全員、真面目な意味を込めて入れた訳じゃないとは思うけど、18歳以下は条例違反で普通のお店は彫ってくれないので、必然的に入れている人達は世間が考えているほど『若気の至り』じゃなかったりする。
だから大体の人達はそれなりに社会的リスクの覚悟は出来ている。
それに、組織のトップが変われば社風も変わるのは、社会人ならわかっていること。
けどさナナイロウサギ-ファイル0076.gif
刺青を入れているという理由で、配置転換や左遷の対象とするのは、それはもう差別じゃないかなと思うわけ。
元はと言えば、刺青見せて恫喝やセクハラをした人が発端なわけだけど、それにしてもなんだか違う気がする。
先に書いたように、それが実施されても、仕方なく受けるか又は、受けて立とう精神で受ける人がほとんどだと思うけど、アンケート結果からもわかるように、世の中で考えられているよりも、刺青入れている人はずっと多い。
人から見た印象を大切にする日本だからこその問題でもあると思うんだけど、実は日本独自の彫り方があったり、日本の文化的歴史に深く関わっている側面もあるのが刺青。
もっともっと偏った意見を書いちゃうね。
うさからしたら、刺青とピアス、何が違うんですかという気持ち。
ピアスこそ、元々の日本のルーツにはなくて、体を故意に傷付ける事には変わりなくて、刺青よりも『お洒落感覚』で開けている人が圧倒的に多い。
でもそのピアスも、開けている部位や数によってはイメージを左右する。
そこにあるのは世間的なイメージ以外なにものでもなく、世間的なイメージとしてアリなのかナシなのかが曖昧に決まっている。
今後大阪がどのような動きを見せるのか興味があるけど、うさとしては刺青が入っていても差別されない世間が作られるか、せめてピアスのように大きさや部位によってイメージが緩和される世の中がやってくるといいなぁと思ってますキラキラ
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