やれやれ、たかが文化祭で、
地球滅亡の危機とはな。


■製作
日本(2017)
監督&脚本:福田雄一
原作:麻生周一「斉木楠雄のΨ難」


■主な出演
山﨑賢人、橋本環奈、新井浩文、吉沢亮、笠原秀幸、賀来賢人、ムロツヨシ


■あらすじ
とてつもない超能力を持つ高校生の斉木楠雄。だが、その力を隠して目立たずに、誰にも干渉されない普通の生活を望んでいた。とはいえ、周囲は変なやつらばかり。毎年恒例の文化祭も穏便にやり過ごそうとする楠雄だったが、次から次へと災難が降りかかり、まさかの地球滅亡の危機にまで発展してしまう。


■感想
超能力を持つ高校生が主人公ということで、少し気になっていた作品。漫画原作未読、テレビアニメ未鑑賞、この作品に関する情報は何ひとつ知らない状態で観ました。


映画レビューサイトでは評価低め。しかし私にはまぁまぁ面白かったです。


でも面白いというよりは、くだらなくてつい笑っちゃう感じかな?そして「やっぱり元は漫画だなぁ。」としみじみ。


なんだろう…。笑っちゃうけど、笑っちゃうんだけど、わざわざ映画化するほどでもないような気が、どうしてもしちゃうのよね〜。人気漫画だからってすぐに映画化しちゃうのは、もうやめたら〜?って本気で思った!!


そして俳優たちに対しては「お疲れ様です。」と一言言いたくなったね。特に吉沢亮に…。


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普通の生活に憧れる、生まれながらにとんでもない超能力を与えられた高校生・斉木楠雄(山﨑賢人)。しかしそんな彼の願いも虚しく、クラスメイトはトラブルメーカーばかり。


照橋心美(てるはしここみ)本人も自覚する完璧美少女かつPK学園のアイドル。彼女を見た男子は思わず「おっふ。」と声を上げてしまう。が、唯一「おっふ。」をしてくれない斉木に惹かれている。

燃堂力(ねんどうりき)斉木のテレパシーでも思考が読めないくらい、何も考えていないミステリアスバカ。おっさんのような外見で人並み外れた運動神経を持つ。自称、斉木の相棒。

海藤瞬(かいとうしゅん)どっぷり中二病にハマり、コードネーム「漆黒の翼」を名乗っている。謎の組織ダークユニオンと戦っている設定。

灰呂杵志(はいろきねし)過剰なまでに熱血な男だが、クラスの皆からの信頼は厚い。学級委員長という意識もあるからか、他意なく何かと斉木を巻き込もうとする。


窪谷須亜蓮(くぼやすあれん)見た目は真面目そうだが、実は元暴走族総長。転校を機にヤンキーから卒業したが、時々不良の血が騒ぎ、普通の生徒ではあり得ない行動をとる。

蝶野雨緑(ちょうのうりょく)トラブルを巻き起こしがちな大人気イリュージョニスト。助手は母親。とても胡散臭く、喋り方もダメダメ感ハンパないが、実はそこそこの実力がある。


そして毎年恒例の文化祭の日。ワケありクラスメイト達が大人しくしているはずがない。ある事情から是が非でもトラブルなしで文化祭を終わらせたい斉木は、トラブルを察知しては超能力を使って密かに解決していた。


だが周りには多くの生徒たち…。斉木はどんどん追い込まれていく。しかも地球滅亡の危機を引き起こそうとしていて…。


くまアイスくまアイスくまアイスくまアイスくまアイス


私はこの手の(バカバカしい)作品は嫌いではないので所々笑ってしまったけど、一般論として面白いかというと、そこはチョット疑問です。


だって「この映画、いったい誰得〜?」って思ってしまったもん、鑑賞しながら。ファンが実写化待ってたのかな?


ただ、山﨑賢人扮する斉木と橋本環奈扮する照橋心美のやりとりは面白かったなぁ。橋本環奈も変顔がんばるよね。鼻の穴が綺麗に丸かったのが印象的。


■お気に入りのキャラ
なし


■個人的評価
★★★(3.7)





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