■原題
Non-Stop
■製作
アメリカ(2014)
監督:ジャウマ・コレット=セラ
脚本:ジョン・W・リチャードソン、クリス・ローチ、ライアン・イングル
■主な出演
リーアム・ニーソン、ジュリアン・ムーア、ネイト・パーカー、ミシェル・ドッカリー
■あらすじ
ニューヨーク発ロンドン行の旅客機離陸直後、警備のため搭乗していた航空保安官のビル・マークスの携帯電話に「1億5千万ドル送金しなければ20分毎に機内の誰かを殺す」という脅迫メールが届く。やがて1人目の犠牲者が出てしまい、ビルは乗客を拘束して荷物や携帯電話を調べるが手がかりを見つけられない。しかも犯人が指定した銀行口座がビルの名義だということが判明し、ビル自身にも疑惑の目が向けられてしまう。
■感想
ジュリアン・ムーアが「家政婦は見た!」の市原悦子のよう。ただし、彼女が主役なわけではないので、最後にぶっちゃけるシーンなどはモチロンない。
航空保安官でアル中のビル・マークス(リーアム・ニーソン)は今日も仕事の前に駐車場で一杯。
そして警備のためニューヨーク発ロンドン行の飛行機に客を装い乗り込む。
すると真後ろの席のカップルがイチャイチャし出したのでトイレへ避難、そして喫煙。
しばらくして席に戻ると突然、彼の携帯にメッセージが届く。
しばらくやりとりを続けていると、メッセージの主は「指定の口座に1億5千万ドルを振り込まなければ20分毎に機内の誰かを殺す」と脅迫してきた。
ビルは腕時計のアラームを20分後に設定し、エコノミークラスにいるもう1人の航空保安官ハモンド(アンソン・マウント)のもとへと急ぐ。
その後、ビルは機長(ライナス・ローチ)や国土安全保障省にも報告。そして、機内に犯人がいると判断したビルは既知のCA・ナンシー(ミシェル・ドッカリー)に機内の録画システムで怪しい人物をチェックさせることに。
するとあまりにも頻繁に携帯電話を見ているハモンドが…。不審に思ったビルはハモンドを問いただすが、トイレの中で乱闘になる。
面白かったんだけどね〜、終わってみれば納得できないことも多いかな。とにかくミスリードが多いよね。サスペンスとして全員怪しいのはお約束だとしてもちょっとやり過ぎだったかなぁ。
とくに気になった「納得できないこと」を5つ挙げておきます。
納得できないこと その1
色々あったけど最終的には「ビル=ヒーロー」みたいな展開。あの〜彼、人殺してますけど。で、結果的に証拠隠滅になったけど、そうでなくとも隠蔽しようとしてたよーな。
納得できないこと その2
偶然が多すぎる。ハモンドの死、機長の死など犯人の計画通りってか?20分毎に?そんなにうまく?うーん…。しかも吹き矢って意外とマニアック。でも軍人なら、ふつうにあり得るのかなぁ?
納得できないこと その3
真犯人の動機。動機そのものもどうなの?と思ってしまうが、その前に怒りの矛先が間違っているよーな。飛行機じゃなくてホワイトハウスへ行きなさい。
納得できないこと その4
やたら怪しかったジェンの行動。人に譲ってもらってまで窓際に座る理由にもあまり共感できず。
納得できないこと その5
航空保安官って警察官じゃないのん?ビルってば男には容赦ないけど女だと信用し過ぎ。また、対処の仕方が強引なだけでちっともスマートじゃない。昔は優秀な警察官だったらしいけどホンマかいな?
細々したツッコミは他にも色々。いや、面白かったですよ。わざとらし過ぎてハラハラはしなかったけど、原題どおり鑑賞中の私の気持ちも「Non-Stop」でした。
こういうの好きな人はめちゃハマるんじゃないですか〜?な作品。
■お気に入りのキャラ
なし
■個人的評価
★★★★
ご訪問&いいね! いつもありがとうございます