ふたつまとめてになってしまいましたが、どちらも永山マキさんだからいいよね！
２週連続です。
ひとつめは根津のパン屋さん谷中パネイラ。
２０人ちょいしか入れない小さなお店で、贅沢なライブでした。
赤ちゃんや小さいお子さんを連れたお母さん、お父さんが多くて珍しい雰囲気。
小さい子たちが演奏中静かにしててすごかったなあ。
親御さんが頑張ってたのもあるんだろうけど、音楽に興味あって静かなんだったらすごいと思う。
この日はマキさんの幼稚園からの幼なじみや、小学校の先生がいらっしゃるという、パーソナルな日でもあったよう。
ご無沙汰のマキさんの声もイシイさんのギターも変わらず、しっとりと軽やかで嬉しかったです。
ふたつめ、代官山ＷＧＴ。
久々に盛大に迷いました。
渋谷から歩いても代官山から歩いても同じくらいだったので、今日は渋谷から。
台風一過で油断して傘も持ってなかったので、雨に濡れながら迷ったので疲れた。
これまた決して大きくはない店内に、椅子やテーブルを並べての会場でした。
ライブハウスではないので、音響も不安定なんだけど、それがまた良かった。
コンクリ打ちっぱなしの壁に響く音がクリアじゃなくて。
フロアは待ってました！とばかりの熱気で、演奏が始まってすぐに手拍子。
コールも歌も手拍子も、勝手知ったるファンたちでこっちの胸が熱くなりました。
「ちょっと酔ってただけなのさ」は本当にすごい楽しい。
アップテンポもバラードも混ぜあわせたセットリストで、マキさんの歌声の変化もさることながらメンバーの演奏も色とりどりで楽しかったです。
石川周之介さんはすっかりレギュラーですなあ。
確か産休前にも聞いた「しましまのハイハット」か「わたしのチョコレート」も変わらず強烈で！
まだタイトルは決まってないらしく、観客に多数決で決めさせるのかと思いきや、数えてから「参考にさせていただきます」とｗｗ
ＭＣといい歌唱中に動きまわるのといい、天然で自由で素敵です。
私的に今夜のハイライトは「銀の子馬」とアンコールの「いつもの朝」。
前者はライブならではの疾走感がすごかった。
「いつもの朝」は早く音源化してほしいです。
絞りだすような歌声に胸が詰まる。
最後は「愛しいリズム」だったんですが、最後の合唱で何かが突然溢れ、涙がぼろぼろ出てしまいました…
いろんな感情がありすぎて何だったのか分からなかったんですが。
「愛しいリズム」の最後、作業の終わったお店のスタッフさんがキッチンの中で踊ってました。
終演後、マキさんにちょっと声をかけたんですが、そんな状況も有り混乱してて何かよくわからないことばかり言ってしまいました…すみません。
顔を覚えててくださって、嬉しかったです。
いつも思うけどアーティストさんはどうしてそんなにちゃんと人の顔を覚えられるのだ…
一回、二回ライブ行って、しかもがっつり話をしたとかでもないのに。すごい。
余韻に浸りながらモダーン今夜やマキさんのソロアルバムを聞いているのですが、ライブでは歌も飛び跳ねてたなあと思います。
メンバーも楽しそうで楽しそうで、前述のスタッフさんも楽しそうで。
ライブならではの、すごい空間でした。
観客もスタッフもすべてがそうあるべきライブでした。