アニマルライツセンターからです。
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2016年2月10日
中国で初の、畜産と屠殺の動物福祉規約
(GlobalMeatNews.comより抜粋)

「中国は、6月までに、動物の扱いと屠殺の基準の草稿を持つことになるだろう。中国の獣医師会によると、豚、家禽、羊、肉牛、乳牛を含む30の家畜について基準を作成中だということだ。ただ、この基準が法的拘束力を持つものになるかどうかはまだ明らかになっていない。」

「国際機関は中国の食肉業界に動物福祉のトレーニングをすることに熱心だ。世界動物保護協会(WSPA)と、Beijing Chaoyang Anhua 動物製品安全研究所(APSRI) は約1000の屠殺場を訪れた国際レベルの4人のトレイナーを雇い、人道的屠殺プログラムを実行している。彼らは世界動物保健機関(OIE)のそれに基づいて、豚の屠殺の基準を導入している。」
「中国は動物福祉への取り組みが遅れている。しかし近年意識が高まっており、毎年3月に始まる議会の前に、動物虐待防止法の草稿ができる予定」

(抜粋以上)

記事には”中国は動物福祉への取り組みが遅れている”と書かれているが、少なくとも日本よりは進んでいると言える。
OIEで採択された屠殺の基準は、日本国内で翻訳すらされておらず全く周知がなされていない。

日本における畜産動物福祉の意識も低い。
中国の動物福祉の国際協力委員会(ICCAW:中国政府に承認されたNGO)のXi Chunling代表は2015年11月のイベントで「中国の業界の専門家、農場主、消費者の一部は、豚の福祉に何が求められるのか、その詳細(妊娠ストールを使わない、歯・尾を切断しない、敷料を与えることなど)を知っている。」と述べたが、中国のそのような状況に比較すると日本はとても遅れている。畜産動物の飼育環境は知られておらず、妊娠ストールや体の一部の切断に問題意識を持つ日本人はほとんどいない。

■中国における動物保護に関する法令
http://www.arcj.org/animals/law/00/id=499