アメリカ・テネシー州で、動物虐待事件を未然に防ぐために、動物虐待犯の情報を期限付きで公開するデータベースが作成されることになり、注目を集めています。


州としてこのようなデータベースを導入するのは、テネシーが初めてとなります。


Huffington Postから抜粋して翻訳。

Tennessee Will Soon Have First Statewide Animal Abuse Registry



今年5月、データベース作成に関する法案が議会で可決され、来年1月から運用が始まる見込み。


Tennessee Animal Abuse Registry




データベースには、州内で動物虐待を犯した容疑者の氏名・生年月日・住所・顔写真が、初犯の場合は2年間、再犯の場合は5年間に渡り掲載されます。


法案を提案した議員はこれについて、「動物虐待を許さないという意思を明確に示すだけでなく、虐待を未然に防ぎ、繰り返される虐待行為を抑止するための具体的な行動を取るため」と話しています。


また、動物保護団体ヒューメインソサエティー・テネシーバレーのスポークスマンは、「データベースはウェブサイト上で公開されており、誰でも閲覧が可能。シェルターや保護団体、個人で動物の里親探しや引き取り手を探しているすべての人が、引き渡す相手を決定する際に活用できる。こうしたシステムは、動物を虐待者の手に渡ることを防ぐと共に、今後発生しうる虐待行為への抑止力となることが期待される」。


同様のデータベースの運用は、現在その他10州でも検討されている。


また市・郡ではすでに導入されているところがあり、たとえばニューヨーク市ではおよそ一年前に運用が開始されている。