噴火警戒レベルが「4」に引き上げられた鹿児島県の桜島。

ペットの犬猫を置いて避難されている方がいらっしゃるようです。


避難が長期化する可能性もあります。

年配の方などは、周りに遠慮してしまいがちかもしれません。

行政の方で、同行避難についての呼びかけ、態勢を整えるなどお取り計らいをお願いしたいです。




日々の出来事からさんより。

http://worldismine.info/838.html


桜島 避難ペットは?鹿児島市ペットを避難所に連れて行っていいの?避難グッズ



桜島の噴火警戒レベルが3から4に上がり3日目。

今のところは桜島の大噴火は起こっていませんが、やはり心配ですよね?

今日はこのブログで反響の大きい桜島の噴火でのペットの避難について、
直接鹿児島市の危機管理課の方に直接電話して聞いてみました。


桜島 避難でペットはどうなる?

桜島は今のところ動きは静かですが、まだまだ噴火の可能性は高いようで、
今後約2週間程は動向を冷静に見る必要があるそうです。

桜島でも一部の島民が一時避難をしている状態ですが、
今のところ大正大噴火のような大噴火の兆候はなく、
鹿児島市には大きな災害は及ばないだろうと予測されているようです。


今回の桜島の避難を伝えるテレビで、一時帰宅した島民のおばあちゃんが
自分のお家のワンちゃんを鎖で外に繋いだまま避難所へ帰っていったことで、
ネットで一部批判されています。

鹿児島市は何をやってるんだ!犬猫も一緒に避難させるべきだろ!
という非難の声です。


正直、記憶に新しい口永良部島の噴火の時でも、最初の避難時には
着の身着のままでペットを家に置いてきた・・・
って人も多かったですよね?


でも一時帰島後に犬や猫を連れ帰ってくる飼い主さんも多かったです。

テレビでよく報道されていた犬のさくらちゃんでしたっけ?

あの子が避難所の外に飼い主の男性とともに避難していたのを見て
微笑ましくホッとしたのは多分私だけではないでしょう。


今回の場合、おばあちゃん達はきっと、外にいる番犬なので
一緒に避難するという考え自体がなかったのだろうと思います。

昔の人達からすると犬は所詮犬だって人多いですからね。

でも今の人達は違いますよね?

犬・猫といっても自分の家族のように愛している人が多いので、
自分の避難もだけどペットの避難のことも考えて不安になったのだと思います。


実はこのブログでとても反響が大きいのがペットの防災についてです。

今回、桜島の噴火警戒レベルが上がったことで危機感を覚え、
ペットの避難はどうなっているんだろう?と心配になってブログに
アクセスしてくださる方が多いようですが、残念ながら今まで
一般的なペットの避難についての記事はありますが、今回の桜島の噴火のように、

鹿児島についてのペットの避難情報はまだ書いていませんでした。

と言うことで、今日は実際に直接鹿児島市の危機管理課の方に電話して聞いてみました。

鹿児島市 避難 ペットは避難所に連れて行っていいの?

私の独断で記事にするわけには行かないので、実際に鹿児島市の危機管理課の方に
電話して聞いてみました。


桜島の対応で忙しい中、危機管理課の方はとても親切・丁寧に答えてくださいました。


さて、今回の桜島の避難において、ペットとの避難については
まだ検討中である、というのが鹿児島市の今の見解
だそうです。


まだ知らない方が意外に多いのですが、環境省が出している
『災害時におけるペットの救護対策ガイドライン』というものがあります。


>>災害時におけるペットの救護対策ガイドラインダウンロード


それによると、『ペットは同行避難することが基本である』と定められています。

鹿児島市もそれに則り、ペットを連れての避難を原則禁じてはいません。


ペットとの避難についてはまだ検討中である今でも、です。

その人それぞれの考え方になるため一概には言えませんが、
ペットを連れて避難しても構わないんだそうです。

今回の桜島でも、犬を連れて猫を連れて避難しても良かったが、
そうする人がいなかったのでしょう。


これは私の意見なのですが、世の中にはペットが嫌いな人、
苦手な人、アレルギーがある人など、様々な人がいます。

ペットに理解がある人ばかりが避難してくるわけではないので、
やはりどうしてもペットを連れている人の肩身は狭くなってしまうと思います。

なので、避難所に入れない、外にいないといけない、という状況には
なってしまうかもしれませんね。


特に私が飼っているチワワなどは警戒心が強くてよく吠えますから。

犬猫連れ避難の人と避難所を分けてトラブルを回避したという自治体もあるようなので、

そこら辺は実際に避難してからの対応になってしまうのかもしれません。

やはりこういう緊急時には『人命優先』になってしまいますから
仕方がないのかもしれません。


でも、鹿児島市がペット連れでの避難を原則禁じておらず、
ペットを連れて避難しても構わないというスタンスでいるということは、
ペットを飼っている身としては大変うれしかったです^^


もちろん、ペットを連れての避難は大変ですし、色々なトラブルにも
巻き込まれるかもしれません。

犬猫が嫌いな人達からの理解は得られないかもしれません。

でも自分のうちのペットは絶対に守りたい、見殺しにだけはしたくない!

だから私はもしもの時には一緒に避難しようと考えています。

次の項目では、ペット連れの避難について、用意したほうが良いグッズや、
気をつけるべきことなどを書いていこうと思います。


ペット 避難グッズ・気をつけることとは?

ペットの避難グッズは今、販売しているところもありますが、
1つ1つペットショップなどで揃えていくと良いでしょう。

詳しくはこちらの記事を見て下さい。


>>地震 ペットの対策を考える!避難はできるの?備えって何をすればいいの?


桜島の噴火の避難についての記事ではないですが、犬猫の避難グッズ的には
噴火も地震も変わらないので、原則こういうものを備蓄していると良いでしょう。

少なくともフードだけは常時切らさないように、いつでも常備しておくと
安心ですよね?


うちの子は1匹は何でもよく食べる子で、もう1匹は偏食気味で
決まったフードじゃないと食いつきが極端に悪いので、
食べるフードはいつも1袋開けても1袋は残るように注文しています。

本当は偏食をせず何でも食べるこだといいのですが、直りませんでした。

できるだけ偏食をなくし、何でも食べられるようにしておくと
もしフードを持って避難できなかった場合などには助かると思います。

避難時には基本リードをし、キャリーケースなどに入れて
避難するようにしましょう。



★★ペット避難時に気をつけること★★


  • 基本的なしつけができること

    →「待て」「おすわり」「伏せ」など基本的なしつけができていること。


  • ケージの中に入るのを嫌がらない

    →ケージに入るのを嫌がらないようにかねてからしつけておくこと。
     自分のお家はケージの中だと認識させ、安心感を持たせる。


  • 不必要に吠えない

    →難しいことですが、必要以上に吠えさせないこと、
     飼い主の『ダメ!』の抑えが効くこと。


  • 人を怖がったり攻撃的にならない

    →犬もいつもと違う環境にパニックになっている場合も多いので、
     いつも以上に吠えたり噛んでしまったりとおい可能性もあります。
     人(特に幼児)には触らせないようにしっかりと見ておくこと。



  • 決められた場所で排泄

    →決められた場所で排泄するように躾けておくと安心ですね。


  • 予防接種をする

    →狂犬病ワクチンや各種ワクチンを定期的に接種し、感染症を広めないようにする。


  • フィラリア・寄生虫の予防

    →フィラリアの予防は5月~12月まで。毎月ちゃんと予防すること。
     またノミやダニが寄生しないように適切に飼育すること。

もっともっと書きたいことはありますが、詳しいことは
以下の小冊子(pdfファイル)3つをダウンロードし、見てみてください。


>>災害時におけるペットの救護対策ガイドラインダウンロード

>>【小冊子】備えよう!ペット動物の災害対策

>>【新潟県獣医師会監修】これだけは準備したい!防災グッズと心構え


あなたとペットが安全に避難できたらいいですね。

まとめ

桜島はまだ予断を許さない危機的状況です。

大正噴火並みの大きな噴火は起こらないだろうと当初言われていましたが、
昼のワイドショーでは、火口からマグマが噴き出る大噴火の可能性もあると、
一部の専門家が言い出した、と言っていました。


また今回はわかりませんが、大正大噴火約 8 時間後には
マグニチュ ード 7.1 の地震も発生しています。

不必要な心配はいりませんが、もしもの時に慌てることがないように
しっかりと準備し、ペットと一緒に安全に避難してくださいね。

桜島のペット避難について心配して、このブログを訪れて下さった人の答えになれば幸いです。





以下は、日テレニュースより(動画あり)

http://www.news24.jp/articles/2015/08/16/07307051.html


厳戒態勢の中…避難住民が一時帰宅 桜島


2015年8月16日 19:04









噴火警戒レベルが4に引き上げられ、一部の地域に避難勧告が出されている鹿児島県の桜島で、住民の一時帰宅が行われた。鹿児島読売テレビ・岡本善久アナウンサーが中継。

 火口から4キロ離れた場所にある避難所では、鹿児島市と気象庁が避難している住民に、桜島の火山活動についての説明会を開いている。住民たちは16日午後、一時的に自宅へ戻り、避難生活に必要な身の回りのものを持ち出したりペットにエサを与えたりした。

 桜島では16日は噴火は起きていないが、引き続き、噴石を飛ばす大きな噴火
に厳重な警戒が必要。



関連記事


桜島の避難長期化に向け、鹿児島市が対応策検討へ(朝日新聞)

http://www.asahi.com/articles/ASH8J5W6XH8JTIPE00H.html


福祉施設に設けられた避難所では、市職員の説明を受けた後、住民7人がバスに乗車。パトカーが先導し、それぞれの自宅に向かった。有村町の山下シゲ子さん(88)は「わずかな時間でしたが、自宅に帰って安心しました」とほっとした様子。一人暮らしの家には飼っている犬と猫がいる。「えさをあげられて良かった。水もバケツにたっぷり入れてきましたよ」



鹿児島・桜島 気象庁、噴火がいつ起きてもおかしくないとの見方(FNN・動画あり)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150817-00000369-fnn-soci




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一方、今も避難が続き、動物たちが残されたままの口永良部島では15日、一時帰島が行われました。



毎日新聞より。

http://mainichi.jp/select/news/20150816k0000m040043000c.html

口永良部島:住民46人が一時帰島で4時間滞在

毎日新聞 2015年08月15日 20時57分


 噴火による全島避難が続く口永良部(くちのえらぶ)島(鹿児島県屋久島町)に住民46人が15日、一時帰島した。久しぶりのわが家で住民たちは自宅を掃除したり、家畜に餌をやったりしたほか、屋久島などの避難生活で使用するマイカーを持ち出した。


全住民を対象とする一時帰島は、5月29日の新岳(しんだけ)噴火後、初めて。子どもを除く約120人が3班に分かれ、15日を第1陣とし、17日、19日にも実施する。


 この日は、住民の安全を確保するため警察官や消防関係者らも同行し、計72人がフェリーで口永良部島に入った。滞在時間は約4時間。


 口永良部島は5月29日に全島避難となり、住民らは一時、避難所に身を寄せていたが、全員が屋久島の仮設住宅や、公的住宅、民間アパートなどに移っている。(共同)



~転載以上~



過去の口永良部島関連記事は、口永良部島火山噴火の被災動物のテーマ別記事一覧でご確認ください。


http://ameblo.jp/momokohime7/themeentrylist-10090843216.html