この世に私ひとりしかいなければ
自分で自分を評価することもなく
誰と比べることもなく
落ち込むこともなく
負けることもなく
勝つこともなく
相手が存在しなければ、
私という認識もなく、
その概念すら
持つことができないのかもしれない。
きっとただ寂しくて
動くものに
聞こえる音に
より明るい光に
ただ寄り添いたいと思うのかもしれない。
嫌いなあの人は、
嫌な奴なのではなくて
ただ意見とか考え方があなたと異なるだけ。
あの人は本当は敵ではない
あなたが敵だと認識したから
敵に見えるようになったのかもしれない。
でも今は憎悪が憎悪を呼んで
取り返しのつかないことが起きたり
収拾がつかない状態になってしまったり。
だから、あなたと嫌いなあの人が
直接分かり合うことはできなくてもいいから
あなたはあなたの場所で
嫌いなあの人はその人の場所で
少しでも明るく
明るい光を
周りに灯して、幸せに生きて欲しい。
許せなくても
解決できなくても
それと幸せとは別であり
私以外の人はとても大切な存在なんだから。
