軍隊ではないという建前の軍隊に、ロクな装備も医療体制も持たせず、戦場ではないという建前の戦闘の現場に送り込むことを、多くの日本人は他人事のように眺めてTVのエンタメに笑い、Xマスセールに並ぶ今日この頃ですが。みなさまお元気にお過ごしでしょうか。

    

 違憲であろうが何であろうが、数と権力と金に物を云わせればなんでも通る世の中になっても。逃げ切り世代と呼ばれる、企業年金や賢い貯蓄で暮らせ持ち家はある家族は安泰、孫の学費も出してやれますの中高年者ばかりではないよね。

 そういう余裕のある方こそ、子や孫の行く末を想って疑問に声を上げたり何かをしたらいいんだけど。何もしなかったから現在の暮らしを手に入れたんだから何もしない。

 原発災害後、緊急事態制限は発令中で、国連においても敵国条例は日本に残っている。安保法制案を戦争法案と呼んだら、そういう事は人心を煽るとか云う方もいたけど。今は有事ではないんだろうか。

 そこで怖いのは有事だからと、人民統制が敷かれているかのように、不服従の自由も発言も締め上げられて行くことで。報道もガーナやボツアナ以下の自由しかないと国際的にも判断されているんだよね。愛国者の人々は韓国だトランプがぁどこではない現実が、日本にあるのを承知なんだろうか。

強行採決などしやしませんと舌の根も乾かぬうちの年金法案強硬採決で、年金制度は既に破綻しているよね。今の若い人にそれでも年金を支払えって云い難い。希望を持って働けって云い難い。

 なるべく穏やかな言葉で、本音では感ずいているのに何もしない人に話しかけたいと思ったこともある。でもたぶんに、解ろうともしない見ないことにすれば自分は安泰って人々を、説得も感化もできはしないんだからね。自分だけが正義で物事が解っているなんて思い上がってるんじゃないけれど。あまりの天下泰平な無関心には消耗してしまう。

 明日は検査入院で、一応死ぬリスクもある検査なんで、病院に責任は問いませんって同意書も書いたから、ちょっと厳しい気分で言っちゃうけど。親を穏やかに送り、子に将来の安寧を望む方には、是非この有事に目を向けてほしいと思う。70年近い人生の中でも、これほど酷い危機感を持ったことはないからなの。

 過激な左翼だとか、有事に不服ばかり言うとかご批判は無用で。町の片隅の無名の独りでもささやかにでも、不服従抵抗だけは手放さないという想いで。無事帰宅できたら、また小さな温もりの話でも書こうと。