チラシにおせちの申し込みが入っていて、あらら、もう年の瀬も近いのかと驚く。なんだか月の巡りが速いように思うのは年のせいでしょうかね。

 辺野古も最高裁却下出たとたんに工事再開とか、伊方原発再稼動とかロクでもないことばかりすばやいよね。

 リニアや沖縄の基地も自然アセスメントちゃんとやってるとは思えない。壊すのは一時だけどその影響は長く先まで大きいのに。人の欲と傲慢は止まらんもんだよね。

 欧州では大学までの教育無償化が進んでいるのに、日本ではまた大学の授業料が40万位あがるとか、奨学金ローンで卒業時に800万の負債を背負うとかで、みんな大学行くのやめちゃえばいいんじゃね。ともいかないか。

 南アフリカでは、大学の授業料値上げに反対して学生達が全国から首都に歩いて大デモを起したようだ。

 南アでは、私立の大学は少なくほとんどが公立大学。年間の授業料は約40万円ー70万円。生活費は寮に入ったとしても食費を含め、年間60万円はかかるらしい。そうすると最低でも年間100万円はかかってしまう。

 日本の感覚では安いと思われるかもしれないけど。南ア全体で国民の9割近くが所得税を払う義務免除されているくらい少ない所得しかない。人口のたったの13%しか所得税を納めていないんだね。
所得税は月額6.5万円の収入から発生するから。国民の9割近くが月収6万円以下の収入しかないってことなのよね。

 年額100万円を月単位で考えると8万円を超える。月額6万円の収入ではもう不可能だよね。だから教育ローンや奨学金を組んで工面するんだけど、成績が良くてもローン払うまで卒業できないってこともあるらしい。

 学生たちが求めたのは、来年の授業料の値上を0%にすること、将来的には大学の学費を無料にすること、そして大学内で働くスタッフの雇用条件を改善することで。大学で働く多くのスタッフは、派遣労働者なんだね。

 学生側はこれが、昔からあった人種階級性の制度の名残だと、直接雇用し彼らの待遇を改善しろ、という要求を強くしている。

 連日の大デモに、ついに大統領が来年の授業料は上げない、無料化についても検討すると表明したようだけど。もう一つ底にあるのはこの階級性の問題で、教授や大学側上層には白人が多いってことなんだね。

 其々の国で教育の問題はあって、それはお金の問題だけではないんだけど。保育園から大学まで、国公立の充実と無料化ぐらい実現できないもんかね。

 だって将来的に眺めれば、それは国の支えにもなるし活力にも税にもなるんだよね。キューバや南米のような国まで進められている教育の無料化が、なんで日本で出来ないのかねぇ。海外ばら撒きするくらいならと思うよね。ほんと先を見ない政権だよ。