日中は動けば汗ばむほどだけど、夜の冷えが厳しくなっての冬支度。コートを出して虫干し、炬燵も掃除して試運転準備する。

 炬燵は人を廃人にするからなぁ、つまり入ったら出たくなくなる、ごろごろしちゃうしね。でも炬燵は日本の冬よね。
火鉢を人に上げてしまったし、越して初めての冬でマンションの密閉度ぐあいの予測がつかない。寒いの苦手だから、まぁ覚悟だけしとこうか。

 覚悟と云えば、危険なこと、不利なこと、困難なことを予想してそれを受けとめる心構えをすること、とある。仏教語では、迷いを脱し真理を悟ることらしい。

 中韓脅威と武力抑止力説のブログに、つい一言コメントしてしまった事があった。かなり前から知っているブログで、仏教や古代史の話を興味深く読ませて頂いてたんだけど。どうにも中韓脅威を煽りまくるのでつい。

 それで、その方の読者さんからどっと、あなたは中国に支配されてもいいのか。攻めて来たら家族や日本を守る覚悟はないのかって責められちったが。覚悟ねぇ。

 前提が、そもそも自分と違うから議論はしたくない。無視してそこへは近寄らないの。
 もし他国が攻めてきたらどうするなんてね。他国が武力攻撃を日本に仕掛ける可能性って、日本が放射線汚染で半壊するより、経済破綻するより、傀儡政権でぼろぼろになるよりは、可能性は低いと思ってるからね。

 それがお花畑らしい。もっと勉強しろとか言われちゃうが。そりゃ勉強と感性や実感はちがうからね。勉強し過ぎておかしい人も一杯いますねん。

 万が一にも地上戦になったら、家族を守ってゲリラになって闘うかもしれないけど、そんなこと当たり前のことでしょ。覚悟も何もこめかみに青筋たてて言わなくてもね。その前に原発にミサイルきたら終わりでしょ。

 臆病だけど卑怯ではないのよ。卑怯ってのは、イスラエルに嬉々として武器輸出して、パレスチナの子供殺すのに参加したり、自国の困窮者見殺しにして難民も一顧だにしないで、軍事国家にばら撒いたりしてるほうがよっぽどだわ。

 朝一息ついて珈琲飲みつつツイッター眺めてたら、死刑制度についての話があって、裁判をして死刑に決ったら遺族に仇討させるといいのではって話を見て、ほうむ、仇討ちかぁ。そうなったら相手を殺せる遺族が何人いるんだろうと思う。

 亀井静香氏は警察出身なのに。「死刑があるから犯罪を起こさず、死刑がなければどんどん人を殺してしまうというような理性的な判断をもとに犯罪を起こすようなことは、ほとんどないと思います。例外はあるでしょうが、死刑制度の有無と、犯罪を起こす、起こさないということには関係がない」と述べていて死刑廃止論なのね。

 海外ドラマ法廷物で、度々死刑問題が描かれるんだけど、アメリカは州法で州によって死刑があったり無かったりするからね。前にブログで死刑に反対だって記事を書いた時も、かなり反論があったね。日本では、8割の人が死刑賛成してるって数字もみたけどほんとかどうか判らない。

 30年前に裁判をやった経験からも司法に疑念を持ってるから、日本の司法における正義が「絶対」と思っていない。今日も冤罪で無期懲役くらった人が冤罪だったようで。法の安定性って重い課題だと思う。

 しかし、覚悟しろとか仇討ちとか江戸かね。江戸の文化的な呑気さで暮らしたいものだよね。