今日は体育の日らしい。前は10日で誕生日と同じだったのに、ころころ変えて欲しくないわと勝手にぷんすか。

 気持ちよく晴れたので、布団を干してバシバシ。日頃の鬱憤を晴らすべく、座布団も親の仇のようにガシガシ叩いて、どうだまいったかぁと手をコシに当てて威張る。

 組み体操の問題もあるけど、運動会って何の為にあるんだろうね。子供の運動能力は大事かもしれないけど、怪我人が続出してるような組み体操なんか辞めればいいのにね。なんか全体主義的体育会系根性論の匂いが楽しめない。

 田舎の運動会など、昼休みの弁当作りが親の見栄の競争みたいで、周囲に配るために前日から支度が大変で、仕事持ちの母親など大変だったしね。

 スペインの子供共和国のサーカス団では、公演の最後にピラミッドを組む。大きい者強い者は下に、小さい者弱い者は上に、と歌いながら世界の平和を願ってのメッセージで、サーカス団だからね。

 朝だから暗い話はしたくないから。ナポリから広まっているほっこりな話を。

 「保留コーヒー」っていうのがそれで。カフエで「コーヒー五つ。三つは”保留”で」とコーヒー五杯分の支払いを済ませる人。次に三人の弁護士が七杯のコーヒーを注文し、四杯を”保留”にしていく。

 すると、ホームレスらしい老人がカフェのドアを抜け、店員に丁寧にこう聞いた。「すみませんが、”保留”のコーヒーはありますか?」そうして男は美味しそうにコーヒーを飲んでいく。

    

 人々は、暖かい飲み物を買う余裕のない誰かのために”先払い”をしていたのね。この風習はナポリで始まり、世界中に広まっているとか。今ではコーヒーだけでなく、サンドイッチやパンも”保留”できる店が現れるようになったという。

 受け取る人が卑屈な思いをせずにすむし、保留した人も恵んでやったでない自然さ。気軽にできて、分かち合う気持ちが素敵だなぁと思う。ホームレスが入って来ても受け入れる店もね。今の日本でも広がればいいのにねぇ。

 江戸時代にも、災害時には辻々にお救い小屋ができて、被災しなかった人や商店がそこに食べ物や衣類を置いていったとあるけど、其々ができることをしてのお互いさまは人の温もりだよね。

 余りに可愛いからついでにこれも。
ラッコは手のひらに毛が生えないから、手を冷やさないように海水に手をつけないようにしながら休むらしい。決して日本万歳してるわけではないようだ。

    


追伸;今ツイッターで教えてもらったんですが、

Caffè sospesoでウイキにも載ってるらしく、日本でもスタバが保留コーヒーを始めたらしいの。いい試みは、どんどん広がるといいね。