ピレリの公式テストドライバー就任にともない、メルセデスGPは、リザーブドライバーであるニック・ハイドフェルドとの契約を解除した。

ハイドフェルドは今年、メルセデスGPのリザーブドライバーになっていたが、ピレリの公式テストドライバーになることが決定。17日(火)に始まるF1タイヤテストで走行を担当する。

メルセデスGPのチーム代表ロス・ブラウンも、次のようにハイドフェルド離脱を認めている。

「ニック・ハイドフェルドがピレリに加わり、彼らのF1復帰に貢献できることをチームも喜んでいる」

「ニックは非常に経験豊富なドライバーであり、レースで培った彼の知識や技術的なフィードバックが、大いにピレリの役に立ち、ひいてはF1界全体の利益になることを確信している」

「チーム加入以来、ニックはメルセデスGPペトロナスの貴重な財産だった。彼のキャリアが発展していることを、われわれも喜んでいる」

ハイドフェルドも、次のようにメルセデスGPへの感謝の気持ちを述べた。

「まず何より、ピレリの公式テストドライバーになるチャンスを認めてくれたロス・ブラウン、ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ/モータースポーツ責任者)、ニック・フライ(チームCEO)に感謝したい」

「チームは常に、もし僕にチャンスが巡ってくれば、邪魔することはないと言っていて、実際にこの興奮するような新しい仕事に就くことを快く認めてくれた」

「今年、素晴らしい協力ができたことを、メルセデスGPペトロナスの全員に感謝したい。リザーブドライバーという立場でチームを支えることができて、とても楽しめたよ」

「現チャンピオンと働くチャンスを得ることができ、素晴らしい経験になった。残りのシーズン、そしてこの先の彼らの幸運を祈っているよ」