ツタヤカードのビジネスモデル | 仕事道

ツタヤカードのビジネスモデル


「ポイントカードお持ちですか?」


毎回毎回コンビニに行くと聞かれてたけど、最近やっと聞かれなくなったね。

やっぱりみんな「しつこい!」と思ってクレーム入ったんだろうな。。



それはそうとして、ツタヤのTカードの勢いは相変わらずすごいものがある。



コンビニでもセルフのスタンドでもTカードあるか聞かれるし、

ポイント交換のハブになってるのもなんだかんだでTカードな気がする。


なんでレンタルビデオ屋のカードがこんなに幅をきかせてるんだろう?


よほど提携店にメリットがあるように、

ポイントをダンピングしたり普及工作をしてるんだろうなと思ってたけど、

それだけではないような気がしてちょっと調べてみたら、

予想外のビジネスモデルが隠れていました!




なんと!!




決済時にTカードを提示した人が、

Tカードを作るときに記入した属性情報が提携店に流れているそうです。




これでお店側には、商品を買った人がどんなターゲットなのか詳しくわかるというもの。



ちなみにコンビニのPOSレジにもざっくりと年代と性別を入力するボタンがありますが、

自分が昔学生時代にコンビニでバイトしてた時には、

先輩から「このボタンは適当でいいからね」と教わってたくらいなので、

なかなか正確な情報は入らないんでしょうね。



おそらく今企業間を流れてる個人情報は年齢と性別くらいと思うし、

基本的には統計されたマーケティング情報としてしか提供されていないようなのですが、

そのうち自分が見たビデオとか買ったもののデータとかが共有されるようになったら何か嫌だな。。


時流的にはそんな風になりそうな気がするけど。

個人情報を提供しないとカード作れないとかモノが買えないとか、

レコメンド広告を見ないとすごく高くつくとかね。



あともうひとつは、今まで殿様商売をしてたクレジットカード会社が、

改正貸金業法で商売が苦しくなり、

生き残りをかけて色々な所と提携を始めた所も、

Tカード普及の追い風になっているようです。


ツタヤを見ていると、レンタルビデオ業にかなり危機感を持っていて、

昔から先見の明をもってクオリティの高い新しいビジネスをどんどん展開しているので、

これからも注目していきたいです。



あ、ちなみに自分はTカード持ってません(笑)。


自分自身がコンテンツビジネスの提供側に携わっているので、

個人的にレンタルビデオ屋さんとか、ゲーム・書籍買取屋さんは今は使ってません。

これから再販事業はどんどんオンラインビジネスに切り替わっていくと思います。